企業文化に適合した人材を採用することは、人材の定着・活躍を促し、事業の成長につながります。今回は、「企業文化に適合した人材=カルチャーフィットする人材」をどのように採用すべきか、カルチャーフィットの基本概念から応募者の見極め方、面接質問例をご紹介します。
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カルチャーフィットとは、「企業の価値観や文化に社員が適合している状態」を指します。価値観や文化とは、企業の「ミッション」「ビジョン」「価値観」「働き方」「コミュニケーションスタイル」などを指します。カルチャーフィットしている社員は、その企業の一員として働く上での満足度やモチベーションが高まり、結果的に生産性の向上や離職率の低下に繋がると言われています。
では採用選考において、カルチャーフィットする応募者かどうかはどう見極めればいいのでしょうか。具体的な方法を解説します。
採用選考でカルチャーフィット度合いを見極める方法4選
1. 現職(前職)の企業文化を確認する
面接時で企業文化に関連する質問をしてみましょう。これにより、応募者の価値観や行動スタイルを確認します。
具体的な質問例
- •「これまでの職場で最も大切にしていた価値観は何ですか?」
- •「あなたはチームでの協力を促進するために、どのような取り組みをしてきましたか?」
2. 過去の業務経験を詳しく掘り下げる
過去の業務経験を掘り下げることで、応募者がどのような職場環境で働いてきたのかを確認することができます。
具体的な質問例
- •「これまでの職場での企業文化やチームの雰囲気について詳しく教えてください。」
- •「あなたが前職で直面した最大のチャレンジは何でしたか?それにどのように対処しましたか?」
3. 現場社員とのカジュアルな対話
現場社員は企業文化や風土、実際の業務の進め方を理解しているため、応募者との対話を通じて、直接相性を見極めることができます。
具体的なアプローチ
-
•ランチやコーヒーチャット
-
面接とは異なるカジュアルな場で、応募者と現場の社員が自然に会話を交わす機会を設けます。
-
•チームミーティング参加
-
応募者に短時間でもチームミーティングに参加してもらい、チームの雰囲気や業務の進め方を体験してもらいます。
4. 価値観の一致を確認するためのテスト
価値観の一致を確認するために、価値観テストや性格診断などのツールを活用することも効果的です。これにより応募者の価値観や性格が、自社の企業文化とどれだけ合致しているかを客観的に評価することができます。
具体的なアプローチ
-
•価値観テスト
-
応募者に対して、企業文化に関連する価値観テストを実施し、結果をもとにフィット度合いを評価します。
-
•性格診断
-
性格診断テストなどのツールを用いて、応募者の性格や働き方が企業文化に合致するかを確認します。
ここでは、カルチャーフィットを見極めるための具体的な面接質問例を紹介します。
1. 企業文化への理解を確認する質問
質問例
- 「当社の企業文化について、どのように感じましたか?」
この質問は、応募者が企業文化についてどれだけ理解をしているか、またその文化に共感できるのかを確認するために有効です。応募者が企業のウェブサイトや社内ブログなどを通じて事前に調査をしているかどうかもわかります。企業文化に対する理解と共感が強い応募者は、カルチャーフィットしやすいと考えられます。
2. 自己認識と価値観を探る質問
質問例
- 「あなたが大切にしている価値観を教えてください。それは当社の価値観とどのように一致すると思いますか?」
この質問は、応募者の価値観を理解し、それが企業の価値観と一致しているかどうかを確認するために使用します。企業の価値観と一致する応募者は、組織内で調和しやすく、長期的な成功に貢献する可能性が高いです。
3. チームワークに関する質問
質問例
- 「これまでの職場で、チームワークが特に重要だった経験について教えてください。どのように貢献しましたか?」
この質問は、応募者がどのようにチームに貢献してきたかを理解するために有効です。カルチャーフィットを考える上で、チームワークは重要な要素です。応募者が過去にチームの一員としてどのように行動したかを知ることで、企業文化に適応できるかどうかを判断できます。
4. 問題解決能力を評価する質問
質問例
- 「職場で困難な状況に直面した時、どのように対処しましたか?具体的なエピソードを教えてください。」
この質問は、応募者の問題解決能力とストレス耐性を評価するために有効です。企業文化によっては、ストレスフルな状況でも冷静に対処できる能力が重要視される場合があります。具体的なエピソードを通じて、応募者の行動パターンや対応力を確認することができます。
5. コミュニケーションスキルを探る質問
質問例
- 「これまでの職場で、意見が対立した時、どのように対処しましたか?」
この質問は、応募者のコミュニケーションスキルと対立解決能力を評価するために使用します。応募者が対立をどのように解決し、円滑なコミュニケーションを維持してきたかを知ることは、組織内での適応能力を判断する上で重要です。
6. 企業文化への適応力を確認する質問
質問例
- 「これまでの職場で、特に馴染んだ企業文化や、逆に馴染めなかった企業文化はどのようなものでしたか?」
応募者の企業文化への適応力を評価するための質問です。応募者が過去にどのような企業文化を経験してきたか、それらにどう馴染んできたか、または馴染めなかったかを知ることで、新しい企業文化に適応できるかどうかを予測します。企業文化への適応力が高い応募者は新しい組織にも溶け込みやすいと言えるでしょう。
7. 将来の展望と企業のビジョンとの一致を探る質問
質問例
- 「今後5年間でどのようなキャリアを築きたいと考えていますか?当社でそれをどのように実現できると思いますか?」
応募者の将来の目標と企業のビジョンが一致しているかどうかを確認します。企業のビジョンと一致する目標を持つ応募者は、長期的に企業に貢献する可能性が高いです。応募者のモチベーションも維持しやすくなります。
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