未経験採用者を早期戦力化・離職防止する3つの観点｜人事、採用、労務の情報ならエン人事のミカタ

vol.68

入社後の受け入れ課題を解決するエン・ジャパンの支援とは？

未経験採用者を早期戦力化・離職防止する3つの観点

有効求人倍率が高まるにつれて、スキルを持った人材の獲得競争は激化しています。多くの企業で未経験／微経験者の採用比率は高くなり、それによって「早期戦力化」や「離職防止」といった課題が顕在化してきたという声も。
そこで本日は、「未経験採用者を早期戦力化・離職防止する3つの観点」をご紹介します。

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未経験者採用によって顕在化する課題

課題1 ▶ 今まで以上に「早期戦力化」が求められる

未経験、微経験者の採用比率が増えると、入社後の受け入れや育成期間が長くなることが予想されます。これにより、研修担当や受け入れる現場の業務を圧迫しないような工夫が必要になります。例えば、「自走できる人材であるか」を採用基準として取り入れたり、早期戦力化をフォローするような育成体制の構築が求められます。
課題2 ▶「定着・離職防止」が避けて通れない

2つ目の課題は、「定着・離職防止」です。これまで、採用・人材確保における人事の最重要課題は「若手人材を採用すること」でした。しかし近年では労働人口が不足していることや、狙った人材を採用する難易度が高まっていることもあり、「いま社内にいる人材をいかに定着させ、離職を阻止するか」を一番の課題として捉える企業が増えています。

また、仮に未経験／微経験者を採用した場合の事業の損益分岐点は平均12ヶ月と言われています。採用するだけではなく、早期戦力化・定着までさせてこそ、事業の売上・利益を生み出すことにつながります。

早期戦力化させ離職を防ぐ「3つの観点」

入社者を早く戦力として育て、離職を防いでいく上では以下の3つの観点が重要です。それぞれ自社で出来ている取り組みを振り返り、定期的に施策を見直すことをおすすめします。

1採用ミスマッチの防止

採用ミスマッチを防止するには、辞める可能性が高い人材を見極め、採用しないことが基本です。入社後の教育で伸ばしづらい「成長意欲・やり抜く力・行動力」が低い、「ストレス耐性」が低いなどの傾向は、早期離職を防ぐうえで見極めておきたいポイントです。
21年以内の早期離職防止（コンディション把握・危機察知）

仕事を通した様々な要因により、新入社員のコンディションは上下します。コンディションが下がりきって離職してしまう前に危機察知をし、周囲からフォローをしていくことが離職防止には重要です。
3早期活躍のための育成（行き詰まりポイントの先回り解消）

入社者は自信や不安・焦りが同居している状態です。高いプレッシャーの中で周囲からのサポートが少ないと、早期に活躍してもらえません。入社者が躓くポイントを自分で解決できるようにサポートすることで、早期戦力化につながります。