企業のDX時代に注目されている「リスキリング」とは

「リスキリング」とは、経済産業省が「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」と定義しています。

DX時代におけるビジネス環境の変化に加え、コロナ禍による働き方も大きく変化しており、新しく生まれた仕事やこれまでとは異なる働き方に対応するため、新しい仕事のやり方を身につけていくことが求められています。

日本でも大手企業を中心に「リスキリング」に取り組む企業が増えてきており、この先、厳しい競争を勝ち抜いていくために、中小企業にも求められる取り組みとなります。

同じようなキーワードに「リカレント教育」というのがありますが、リスキリングとリカレント教育の違いは何でしょうか。

「リカレント教育」とは社会に出た後でも、必要なタイミングで再び教育を受け、仕事と教育を繰り返すことです。日本では仕事を休まずに学び直すことも含まれますが、世界的には教育を受けるために仕事から離れることが前提となっています。

また、リカレント教育は社員が自ら新しいスキルを学ぶことに対し、リスキリングや企業が社員に対して必要なスキルを身につけてもらうために実施します。そのため、企業は社員に対して学ぶ目的を伝え、社員が主体的に取り組む動機づけが重要となります。

また、仕事に対するスキルを身につけるという点で、「リスキリング」と「OJT（On the Job Training）」はどのように違うのでしょうか。

「OJT」は、“いま、ここにある仕事”を通じて、主に上司から部下に対して指導し、仕事のやり方やスキルを身に付けさせるものです。

一方「リスキリング」は、“この先、求められる仕事”をこなしていくために必要になる新しいスキルを身につけていくことです。したがって、若手・新入社員だけでなく、中堅や管理職も含めた幅広い階層で求められる教育です。

実際に企業や組織で「リスキリング」を導入し、進めていく方法をご紹介します。

今回は「リスキリング」の説明と、実際に企業・組織内でリスキリングを実践する方法についてご紹介しました。

社会や環境の変化に対応していくためにはテクニカルなスキルだけでなく、いつの時代においても普遍的に求められる仕事に対する考え方や能力が必要となります。

エン・ジャパンの社員教育サービス『エンカレッジオンライン』では、「いかなる環境や境遇に置かれても、どこでも活躍するためのスキル」とはどのようなものかを考え、能力を定義し、能力を身につけるための講座を開発、提供しています。

仕事に求められる考え方や能力をベースに、新しい時代に対応するためのスキルを身につけることで、厳しいビジネス環境においても成果を上げていただきやすくなります。

エン・ジャパンでは、様々な会社での社員教育に関する導入・活用・成果事例がございます。自社で導入される際のお悩み相談を始め、気になる内容がありましたら担当営業やエンカレッジ事務局にお気軽にお問い合わせください。

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