社員が自ら進んで研修を受け、成果につなげていく「動機づけ」のポイント

「動機づけ」とは人が行動を起こすための意識的・無意識的な要因と、その行動を持続させる心理的な過程のことを表します。

動機づけには報酬を与えるなど外部からの要因によって起こす「外発的動機付け」と、自分の内面にある欲求が要因となって行動を起こす「内発的動機付け」の２種類があります。

外発的動機づけとは、外部からの評価や報酬、賞罰などが要因となって行動を起こす動機づけです。

目標を達成したら賞与がもらえる・昇格する・社内で称賛されるといったポジティブな要因に加え、目標を達成しないと叱責される・減給される・降格するなどのネガティブなものも要因となりえます。「研修の受講状況が評価に影響する」というのも、外発的動機づけの要因の一つです。

外発的動機づけは評価や報酬などによって行動を促せるため、誰でも実践でき、短期的な効果が得やすい反面、効果に持続性がなく、社員の自主性を引き出すことが難しいという側面があります。

内発的動機づけとは、物事に対する興味や関心、そこから生まれるやりがいや達成感など、人の内面に基づく要因によって行動が引き起こされる動機づけです。

相手の興味や関心など、一人ひとり異なる要因であるため、動機づけを行うのが難しく、すぐに効果が得にくい面があります。しかし、本人がやりたいと思って起こす行動であるため、自ら進んで行動を起こし、長期的な効果が得られるというメリットがあります。

人材育成において活用する際も、一人ひとりの内面の要因にあわせて行動を引き起こし、継続させる内発的動機づけが有効です。

人材育成において内発的動機づけを行う上でのポイントを３つご紹介します。

では、どのように会社や組織が求める役割を本人に伝えればよいか、どのようにして本人のキャリアプランを明確にしていけばよいか、研修の振り返りやどのようにして行えばよいか、といったお悩みが上がってきます。

このようなお悩みを解決するため、私たちエン・ジャパンの入社後活躍支援サービス「エンカレッジオンライン」では「エンカレッジ導入研修」というサービスを提供しています。

エンカレッジオンラインの受講開始前に行う「エンカレッジ導入研修」にて、ビジネス環境の理解や会社・組織からの役割の確認、本人のキャリアプランの整理、自分自身の強み・弱みを明確にするテストを行い、一人ひとりの具体的な受講計画、アクションプランの立案を行います。

また半年に1回、立てた受講計画と実行度をふりかえり、アクションプランを再設定いただくサービスも提供しています。

※「エンカレッジ導入研修」は「エンカレッジオンライン」のオプションサービスです。

研修を実施する目的は「研修を実施すること」ではなく、「研修で学んだことを仕事で実践し成果につなげること」、「社員の成長を支援すること」であることは、ほとんどの方から同意いただけることと思います。

社員が研修を受講する目的を理解できていないと、「会社からの指示で受講している」という状態になってしまいます。今回ご紹介した社員一人ひとりの内発的動機づけを引き起こすポイントに基づいて研修を成果につなげ、成長を支援する仕組みを動かすことで、会社や組織が大きく変化します。

今回ご紹介した動機づけに関する研修や、エンカレッジオンラインについてご興味がわきましたら、ぜひ担当営業、またはエンカレッジ事務局までお気軽にお問い合わせください。

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