人事担当者が考えるべき、旬のテーマを調査!
今回は、「女性活用」について伺いました。
2013年に同アンケートを実施した際「女性社員の定着・活躍に取り組んでいる」企業が45%だったのに対し、今回は51%と回答企業の半数以上が実施している結果となりました。また、「意識していない」という企業は47%→39%へ減少し、「女性活用」に関しての取り組みに対する意識が全体的に上がった印象を受けました。
女性管理職の割合は、11%以上が全体の26%となり、2013年より21ポイント増加と大幅に上昇。「モデルとなる女性がいれば、女性社員のモチベーションに影響する」との回答があるなど、女性活用についての意識が向上していることに比例し、意識的に割合を上げている企業も多いようです。
一方、女性活用についての課題は、「勤務時間の制限」が57%で最も多く、過去のアンケート実施時と変わらない結果となりました。女性社員自身のサポート体制や急な欠勤や早退による周りの社員への負担軽減については、女性活用を考える上で、常に立ちはだかる課題となっています。
時間的制約がある中で、本人が納得する成果や適切な評価を受ける、また周囲の協力を仰ぎやすくするには、企業全体の環境整備はもちろん、それぞれの意識改革が必須となります。男女関係なく、社員一人一人が抱える制約状況を踏まえて、いかに最大限のパフォーマンスを上げる環境づくりができるかが活用を考えていく上で、非常に重要になるのではないでしょうか。