人事担当者が考えるべき、旬のテーマを調査!
今回は、「出戻り社員(再雇用)」について伺いました。
一度退職した元社員を、出戻り社員として「再雇用したことがある」と答えた企業は、全体の72%。2年前の調査から5ポイント増加しました。
企業が元社員を再雇用したきっかけは、「本人からの直接応募」が59%ともっとも多く、次いで、在籍時の「上司」「同僚」からの推薦。実際に再雇用した理由について聞くと、「即戦力を求めていたから」、「人となりがわかっており安心だから」の2点が上位を占めました。企業と元社員双方のタイミングが合致した結果の再雇用であることが見て取れます。
再雇用後、周りの社員の反応について聞くと、「とても良い」19%、「まあまあ良い」64%と、約8割以上の企業で好反応が起きており、具体的なコメントでも「即戦力」、「既存社員への好影響」、「採用・教育コストの削減」という声が多数集まりました。
しかし、過去在籍時から評判が良くなかった社員に関しては、出戻っても「波風が立った」と答える企業も。出戻り社員本人の能力と人柄が、再雇用の成否を分けるようです。
今後、出戻り社員を再雇用したいか?という質問には、「制度を整えるまでではないが、良い人がいれば」など、ケースバイケースで「再雇用したい」と答える企業が最多。否定派も含め、それぞれの理由もお聞きしています。是非参考にしてください。