人事担当者が考えるべき、旬のテーマを調査!
今回は「障がい者雇用」について伺いました。
2013年4月に改正された「障がい者雇用率制度(※)」では、従業員50人以上の民間企業において、2.0%以上の割合での障がい者雇用が義務となりました。約2年が経った今回の調査。障がい者雇用の進行状況はどうなっているでしょうか。
現在、障がい者の「法定雇用率を達成している」と回答した企業は22%。「雇用しているが雇用率は未達成」の企業は28%と、合計して50%の企業が障がい者雇用を推進している現状です。
雇用されている障がい者の職種は、「事務職」が58%と最も多く、次いで「軽作業」28%、「製造・技能」24%。雇用の経路としては、「公共職業安定所(ハローワーク)からの紹介」が約6割を占め、障がい者の方々がハローワークに多く登録していることが見て取れます。
障害者雇用の今後については、「積極的に」、「法定基準に合わせて」、「能力次第」など、各社様々な方針がありつつ「雇用したい」企業は合計で7割以上。しかし、自社の「業種・職種が障がい者に適さない」ことや「設備の未整備」によって「今後も雇用しない」と答える企業も12%あり、雇用はするべきだが、できないという企業の本音も垣間見えます。
その他にも様々なコメントが集まりました。ぜひ今回のアンケート結果を参考にしてください。
※ 厚生労働省:障がい者雇用率制度の改正について
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/shougaisha/dl/120620_1.pdf