人事担当者が考えるべき、旬のテーマを調査!
今回は、高年齢者雇用について伺いました。
「改正高年齢者雇用安定法」施行後、65歳までの雇用確保措置を実施した企業は、全体の72%。その中で、もっとも多かった企業の対応は「定年後の継続雇用制度の導入」93%。2年前の同調査では74%となり、「継続雇用制度」を導入した企業が大幅に増加しています。
高年齢者を雇用する目的について伺うと、「経験や知識の活用」を挙げた企業が最も多く、72%。次いで「スキルやノウハウの伝承」が54%となりました。高年齢者の経験・知識・人脈の活用や、企業イメージの向上にも繋がっているというコメントも散見されています。
一方、高年齢者雇用の課題では、「世代交代の停滞」44%がもっとも多い結果になりました。次いで「処遇・評価制度の設計」、「戦力化やモチベーションの持たせ方」に課題を感じる企業の声が集まりました。
最後に、高年齢者雇用について今後の方針を伺ったところ、「法定義務を超えて自主的に対応する」、「法定義務の範囲で対応していく」と答えた企業がそれぞれ前回調査と比較して増加しています。その理由についても伺っていますので、ぜひ貴社の高齢者雇用の参考にしていただければ幸いです。