面接下手のために、ブラックと誤解される企業が多い
採用担当者として、力の入れどころである面接。あの手この手で質問を投げかけ、見極めようと頑張るものの、応募者の反応が悪い。さらには、「あの会社は圧迫だ!ブラック企業だ」とネット上に書き込まれてしまう。そんなケースが多くなっているようです。
本来の目的はどうあれ、「ブラックだ」と誤解を生んでしまうのは、面接が上手くないことに起因しています。上手い面接を行なうために、まずは、どんな面接が悪い印象を持たれてしまうのか把握しましょう。3000人の求職者に聞いた、本当にあった“マズイ面接30連発!”。ぜひ、活かしてください。
面接を受けて、「この会社には入社したくない」と思った人は83.5%
じつに83.5%の求職者が、面接での悪印象で「入社したくない」と思ったことがあると回答しています。また、その理由として73.6%の人が挙げたのは「面接官の人柄・印象」となりました。つまり、面接でのコミュニケーションの仕方によっては、どんなに良い会社でも採用において損をしている可能性が高いことがわかります。
求職者の実体験から語る!「悪い印象につながったブラック面接」1~9
連絡がない・遅い・急すぎる
応募後、面接後、求職者は不安になりながら企業からの連絡を待っています。そのため、いつまで待っても連絡がない、期日を守らないなどは、企業の印象を最悪にしてしまいます。また、面接日時に関しても、仕事をしている求職者であれば急な対応はできません。
予定変更や連絡ミスにより、面接官が不在
応募者は、交通費はもちろん、面接準備に時間をかけて会社に訪問しているため、無駄になることを嫌がります。採用担当者に外せない予定が入ったり、スケジュール変更はよく起こること。しかし、早いタイミングで求職者へ連絡を入れることや、他の担当者への面接依頼などをしておけば防げることでもあります。
面接官の不快な態度・言動
ストレス耐性を見極めるため、圧迫的な態度を取る手法はもちろんありますが、多くの求職者は快く思っていないという回答がありました。面接官が、一緒に働く可能性のある上司であれば、仕事でも同じように指導されると考え、すぐに辞退するというコメントも。また、ネット炎上に繋がりやすいのもこの面接官の態度の部分。企業の顔であるという意識が必要になります。