【PAGE1】 学歴?転職回数?在職期間?ブランクの有無?「『職歴や能力“以外”の選考基準』について考える。」

職歴や能力“以外”の選考基準について考える。

新卒採用や中途採用において、どのような選考基準を設けるか?それは業種や職種、ポジションによって千差万別であるが、特に中途採用の即戦力募集の場合は、前職までの職務経歴や経験・能力が第一の選考基準となるケースも多いのではないだろうか。また上記に加えて職務適性や知性、コミュニケーション能力やエネルギー量を求める企業も多いようだ。

一方で、転職回数やブランク期間の有無、出身大学といった能力面以外の選考基準を持つ企業の話もしばしば耳にする。今回の特集では、これらの採用基準にフォーカスし、考察していきたい。

(1) 「学歴」について [Page2]、(2) 既卒業者を採用対象としうるか否か、について [Page3]、(3) 転職回数・在籍期間について [Page4]、(4) 本当に必要な能力を見極めるための選考を

まずはじめに、一つのデータをご覧いただこう。これは経団連が会員企業に対して、新卒採用について行なったアンケートで、採用時に特に重視したとされる項目が並んでいる。

今年度の採用選考活動において、特に重視した点(複数回答)
上位5項目の推移(2004年~2010年)(複数回答)

新卒採用において重視するとされた項目について過去約7年間の推移を見ると、毎年順位の入れ替えはあるものの上位5位は同じ項目で占められている。中途採用の場合においては、もちろんこれまでの職務経歴や能力、専門性などが重視される事になるが、企業側が重視する「人材像」という点では一つの指標とすることはできるだろう。