- 7割の求職者が、転職活動で「採用サイトを確認する」と回答
- 採用サイトで、魅力づけ・不安払拭・入社後のミスマッチ防止の効果に期待できる
- 求職者に聞く、採用サイトで特に注目しているコンテンツと作り方
今回は、現在の求職者の企業研究・情報収集の仕方や、確認するポイントを調査。そこから見えた作るべき採用サイト(採用ページ)のコンテンツと作り方をご紹介します。現段階で、採用サイトを持っていないという企業や、更新が滞ってしまっている企業も、ぜひご参考ください。
転職活動の際、求職者は何を見て企業研究や情報収集をしているのでしょうか。アンケートを行ないました。
調査結果を見ると、もっとも多く「確認する」と回答があったのは「企業サイト(ホームページ)」89.2%。次点で、「採用サイト(企業ホームページ内の採用ページ)」74.5%でした。そして、3位は「口コミサイトや口コミ検索」69.6%という結果に。過去に同様の調査を行なっていますが、最も大きく数値を伸ばしたのが「採用サイト」。約3年前から、4ポイント超上昇しています。
「企業サイト」、「採用サイト」、「口コミサイト」が、求職者の3大情報収集元と言っても過言ではない結果となっています。この3つを上手く活用して採用情報を発信することが、採用を有利に運ぶ鍵となります。
このように、ターゲットが異なれば、求めている情報も変わります。「取引先・見込み顧客向け」に作られた企業サイトを持っているという企業は多いと思いますが、それとは別に、「求職者向け」の情報を発信する採用サイトがあると、採用活動が有利になります。
続いて、転職活動のどの段階で情報収集を行なうかの調査結果です。
最も多かったのが、「企業に応募する前」82%という回答。求職者は、興味がある求人を見つけたら、情報収集に力を入れ、応募するか否かを判断しているようです。
2位は、「面接前に確認する」55.5%。面接前に採用サイトを確認する理由として真っ先に思い浮かぶのは、「面接準備のため」。また、「とりあえず気になった企業にはすべて応募して、選考を受けるか否かは企業サイトや採用サイトを見てからじっくり検討する」という人も少なからずいるようです。
そのため、もし興味を持った企業の「企業サイトや採用サイトがない」という場合、以下のようにみすみす応募者を逃している可能性があります。
採用サイトがないことで働く姿をイメージできず、求職者が応募をためらってしまったり、選考を受ける優先順位が下がって面接を辞退してしまったりといったことが発生します。数年前と比較して、求人を出しても応募が少なくなったという企業は、採用サイトがない場合や、更新が滞っていないでしょうか?
転職活動において、大半の求職者が採用サイトを見ていることが分かりました。では、なぜ求職者は採用サイトを見ているのでしょうか? 求職者に「採用サイトを確認する理由」を質問したところ、以下のような回答が寄せられました。
● 職場の雰囲気を確認するため。自分に合っているかを重視して会社を選んでいる。
● 求人だけではわからない、求める人物像や働きがいがどこにあるのかを知るため。
● 企業理念やトップメッセージで、自分の価値観と合うかを判断するため。
● 構成や情報量、メンテナンス具合で、まずはなんとなくの会社の雰囲気を予想する。
● 求人サイトと採用サイトで、掲載されている求人の条件が同じか確認するため。
「採用サイトを確認する理由」のアンケート結果から、「採用サイトを持つメリット」を整理すると、以下3つが挙げられます。
「求人票の待遇は本当だろうか?」「仕事は自分のイメージと合っているだろうか?」「会社の雰囲気に馴染めるだろうか?」「会社の理念に共感できるだろうか?」
――そんな多岐にわたる不安を払拭するのに、採用サイトが有効です。例えば、求人票と採用サイトで待遇を統一したり、求人票よりも詳細に仕事内容を伝えたり、写真や動画を使って会社の雰囲気を伝えたり、会社の理念を伝えたり。採用サイトから情報を発信することで、求職者の安心につながり、応募を後押しできる場合もあります。
採用サイトで、「会社が求める人物像」を伝えたり、「一緒に働く仲間」や「トップメッセージ」で会社の雰囲気や価値観を伝えたり、求職者が事前に認識のすり合わせができるようにすることで、早期離職を防止する効果にも期待できます。
「採用に特化したサイトは資金が潤沢な大企業が持つもの」という印象を持たれるかもしれませんが、実は、中小企業にこそ採用サイトが必要になると考えます。
大手企業と比較すると、中小企業はどうしても知名度・情報発信量で苦戦しがちです。だからこそ、「採用サイト」でしっかりと情報を公開することで、魅力づけや不安払拭につながります。
中小企業にこそ採用サイトが重要になる理由はご理解いただけたと思いますが、具体的にどのようなコンテンツがあると上記のようなメリットを実現できるでしょうか?
以下に求職者が求めているコンテンツの調査結果と、よりコンテンツを魅力的に見せる作り方をまとめましたので、ぜひご参考ください。
TOP3は、「展開する事業・サービス概要」「社風」「会社の理念・ビジョン」。
多くの企業サイトには「展開する事業・サービス概要」を説明するページがあると思います。企業サイトでは、ただ事業・サービスを説明するだけで問題ありませんが、採用サイトでは求職者に興味を持ってもらえるように表現すると尚良いでしょう。
例えば、「その会社が担うミッション」「目指している姿」「将来へのビジョン」「どのような想いでこのサービスを展開しているのか?」などを記載すると、会社の考えを理解し、共感する方からの応募が集まりやすくなります。会社理解が促進されることで、入社後のマッチ度向上にも期待できるでしょう。
TOP3は、「仕事の詳細」「仕事のやりがい」「仕事の難しさ」。
採用サイトに仕事内容をただ羅列するだけでは、充分とはいえません。求職者は「自分にもできそうな仕事か?」「仕事にやりがいがあるか?」といった点も大切にしています。
仕事内容を分かりやすく記載するとともに、教育制度にもふれてどこまで教えるのかを明示する。仕事にどんなやりがい・面白さがあるかもあわせて記載すると、より魅力的になります。さらに、仕事の楽しい側面だけでなく、難しい側面も記載すると、覚悟を持った応募者が集まりやすくなり、定着しやすくなるでしょう。
TOP3は、「給与・賞与」「休日休暇」「勤務地」。どれも基本的な情報ですが、書き方次第ではより魅力的に見せることができます。
たとえば、給与であれば月給だけでなく、手当込みの月収も記載する。休日休暇であれば、有給の消化率を記載する。勤務地であれば、転勤がないこと、複数勤務地がある場合は希望勤務地が100%通ることなど、プラスαで魅力となる情報を見せると良いでしょう。
「採用サイトが重要だといっても、予算・時間・技術の関係で作るのは難しい…」
「採用サイトを持っているが、長らく更新していない」
ゼロから外部に頼んで採用サイトを作るのは大変、更新も大変。そんな企業の声に答えて、今は無料で、自分たちで採用サイトを作れるツールが多数登場しています。
その一つが、『engage(エンゲージ)』。エン・ジャパンの新サービスとして誕生した国内No.1の採用支援ツールです。無料で採用サイトを作ることができ、求人情報の掲載や応募者管理も一括で行なうことが可能です。
https://en-gage.net/
以下は、engage(エンゲージ)を使って作成されたコンテンツ例です。
求職者に興味を持ってもらえるように、会社のビジョンや未来を伝えるコンテンツです。
会社の想いを求職者に伝えて、会社や社風とのマッチ度を高めるコンテンツです。
「どんな人達と一緒に働くのか」は、誰しも気になるものです。性格や趣味など、一緒に働く人の人柄が伝わるような情報を見せると、求職者に親近感を与えることができます。
下記はengage(エンゲージ)で作った採用サイトの一例です。このようなサイトを無料で作成できます。ぜひ参考にしてください。
https://en-gage.net/mariagefreres/
・ 株式会社にんべん
https://en-gage.net/ninben/
・ 株式会社Hosty
https://en-gage.net/hosty/
・ 株式会社きゃらぼむ
https://en-gage.net/charabomb/
・ オンタイムデリバリージャパン株式会社
https://en-gage.net/ondeli-japan/
採用サイトの存在は、間違いなく採用成功を左右します。「企業サイト」を持っている企業は多いと思いますが、そこに「求職者が求めている情報が載っていない」のであれば、採用において効果はありません。
採用サイトがない、うまく活用できていないのであれば、まずは無料のengage(エンゲージ)を試してみてはいかがでしょうか?人材サービスを長年手掛けてきたエン・ジャパンの採用ノウハウが詰め込まれたengage(エンゲージ)を、ぜひご活用ください。
https://en-gage.net/
■ ターゲット
就活生、求職者が中心。
■ 目的
詳しい採用情報を発信して、就活生や求職者に興味を持ってもらい、採用に繋げること。
■ ターゲット
取引先、見込み顧客が中心。 他、株主や社員などの関係者。
■ 目的
自社の事業内容はビジョンなどを社内外に発信し、お問い合わせなどに繋げること。
■企業サイト:見込み顧客から問い合わせをもらうために、「料金表」を載せる。
■採用サイト:営業志望の求職者の興味を引くために、「商品の売りやすさ」に関する情報を載せる。