- 求職者の89%が企業のクチコミを見て、応募する企業を判断!
- 参考にされるクチコミは「内容が詳細」「良い内容、悪い内容両方のクチコミがある」「新しい」「多い」
- 求職者との縁を逃さないための、「クチコミ」&「企業コメント」活用の極意!
昨年12月に実施したアンケート。まず最初に、転職活動の際に企業に関するクチコミを見るかどうか聞きました。結果は、全体の89.1%の求職者がクチコミを「見る」と回答しています。3年前に行なった同様の調査では、クチコミを確認すると回答した求職者は約6割。大幅に上昇していることがわかります。では、求職者は転職活動のどのタイミングでクチコミ情報を確認しているのでしょうか。
企業クチコミのチェックに力を入れるタイミングについて伺うと、一番多かったのは「企業に応募する前」89.0%。次いで「面接の前(書類選考が通過した後)」8.8%。「内定承諾の前(内定した後)」1.1%、「入社前」0.9%となっています。
つまり、企業のクチコミが求職者に確認されるタイミングは「応募する前」がほとんどということ。応募するかしないか、その判断に直結する重要な情報だと言って過言ではないでしょう。
応募するか否かを決めるクチコミ。では、どんな内容のクチコミが、求職者にとって参考になると思われているかを聞きました。
1位は「クチコミの内容が詳細」64.2%。2位は「良い内容、悪い内容両方のクチコミがある」60.3%。3位は「クチコミが新しい」48.2%でした。
企業の人事担当者にとっては、良い内容があったほうがいいのでは?悪い内容があったらダメだろうと思われるかもしれませんが、求職者にとっては「詳細」「良い内容+悪い内容両方(正直)」「新しい(応募時点に近い)」という点を重視してクチコミを確認しています。
このアンケート結果から、求職者は「完璧な企業」を求めているわけではないことがわかります。自分自身と同じく、企業にも良い部分があれば、至らない部分もある。そんな「ありのままの姿」を知りたいと考えています。
また、「クチコミの内容が少ない・ない」、「クチコミの内容(良い・悪い)に偏りがある」、「クチコミが古い」という状況だった場合、求職者が応募を避けていた、企業側から見れば、みすみす応募者を逃していた….という可能性があると考えられます。
上記の調査結果の通り、求職者の応募検討の判断に、大きな影響を持つクチコミ。特に悪いクチコミは選考辞退に直結するほど、求職者にとって気になるものです。そのためこれから、採用を実施する企業では、まず自社へのクチコミがどんなことを書かれているかを把握することが重要です。
現状、まったくクチコミがない状況であれば、現在の社員に自社の良いところや課題と感じていることを正直に記載してもらうと良いでしょう。
では、過去何年も前に、トラブル等で退職した元社員からのクチコミなどがあった場合は、どうでしょうか。当時は確かに会社の制度が整っておらず、悪いクチコミを書き込まれてしまっているが、現在は改善されている場合もあるはずです。また他にも、悪いクチコミに対して、これから改善する予定があるもの、明確な理由があってそのままにしているものがあるでしょう。そんな時には、「エン転職」の「企業コメント」が効果的です!
「企業コメント」とは、社員・元社員から書き込まれているクチコミに対して、企業側から意思や考えを伝えることができるコメント機能です。
社員・元社員の方からのクチコミの内容が古かったり、ネガティブであるなど、一面では事実ではあるものの企業側からの補足や説明が必要だと判断した場合、返信ができる場所となっています。
ポジティブなクチコミに対して、社長や人事からお礼の書き込みを行うことが可能。逆にネガティブなクチコミに対しては、内容を真摯に受け止めることができ、事実誤認の部分があれば補足のコメントを返信することも。加えて、現時点で改善されている事実の説明や、今後に向けて改善していく意思も表明できます。
エン転職に掲載頂いている企業の約70%は、既にこの機能を活用しており、その数は年々増加しています。求職者の不安解消、ひいては応募数や内定承諾率が向上した成功事例が多数発生しています。悪評を書かれたり、コントロールできないと、クチコミを苦手と感じて遠ざけていた企業ほど、企業コメントの活用をお勧めします!
例文:「以前は、…といった理由でそういった状況でしたが、現在は改善されております。」
■ クチコミの内容に説明が必要な点はありますか?
例文:「ご指摘いただいた点は事実ですが、当社では…という理由に基づき実施しております。」
■ クチコミに記載された問題点は改善されていますか?
例文:「今後は…といった方法で改めようと考えています。」
クチコミに関係ない企業コメントの記載は、求職者側から「クチコミを無視している企業」と受け取られ、企業のイメージを下げてしまう可能性があるので注意しましょう。
- クチコミのマイナスと取れるコメントに対して改善点として真摯に受け止めていた企業に対してプラスのイメージを持てた。
- 福利厚生について、若干不満を感じるとのクチコミに対して改善のコメントが見られた時、企業の真摯な姿勢を感じ、面接を受けようと思うに至った。
- 新しく設立して数年の会社で、制度等が求人を見る限りイマイチでしたが、企業からのコメントに今後の何をどう整えていこうとしているか詳しく記載されてあったので応募する参考になった。
- 仕事上のマニュアル的なものがないとのクチコミに対して、まだまだ発展途上の会社であり、今後一緒に作っていきたいとのコメントがあり、そこに参加したいという思いが湧き、応募しました。
- 応募するかどうか迷っている際に、クチコミに対してのコメント量や丁寧さなどで企業の姿勢を良い意味で感じ、応募する決意に繋がった。
- 現社員の方からの悪いクチコミに対して、どのようにそれを改善したのかなどが具体的に企業側から答えられており、できる限り社員の気持ちに真摯に向き合う企業に応募したかったので、その投稿が応募に対しての後押しとなりました。
最後に、クチコミに対する企業コメントで、採用を成功させた企業様の事例をご紹介します。
求職者は、気になることがあっても、「質問したら不採用になるのではないか」と心配になって、なかなか質問できないもの。そのため、面接時に応募者から質問を受けずとも、自主的に求職者が不安に思いやすいポイントに対して、丁寧な情報開示を行うことが重要です。
入社理由を聞いたところ、「情報開示に対する安心感」を挙げる社員がほとんどという結果に。加えて、入社時のミスマッチを防いだことにより、入社後早期に活躍する人材も増加し、会社業績(利益)も右肩上がりになっています。
クチコミに対して、求職者はネガティブな情報を求めているのではなく、本当にこの会社が自分にあっているのか?覚悟すべき環境や貢献できる部分はどこか?を知りたいと考えています。そのため、クチコミと企業コメントの掲載は、これからの採用でますます重要な情報となるはずです。ぜひ掲載をご検討いただくと共に、内容に迷った際は弊社営業担当にご相談ください。