職種ごとの有効求人倍率の変化を確認します。全職種平均では1.06倍から1.21倍に増加。伴って代表的な8職種、すべての職種で倍率が上昇していることが見て取れます。特に営業系職種では、0.29ポイント増加し、昨年同時期よりも、採用が難しくなっていることがわかります。ここ一年で、上記該当職種の採用が難しい…と感じられている場合は、納得の結果かもしれせん。ぜひ、ご参考ください。
2016年6月から2017年6月にかけて、もっとも有効求人倍率の上昇率が高かったのは埼玉県でした。東京労働局がまとめた資料内では、2017年1月から3月にかけて、南関東ブロックの雇用動向トピックスとして、特に「サービス業」の求人数が、前年同時期と比較して、11.7%増加していることが挙げられています。同時に新規の求職者数は、前年同時期を2.9%下回っているとのこと。
全国でも圧倒的に求人数が多く、求職者にとって選択肢が多い南関東エリアは、求職者と企業のマッチングが難しいエリア。中途採用時には配慮したい部分です。
東京都の職種別有効求人倍率
東京労働局がまとめた、東京都の職種別有効求人倍率が上記です。デザイナー職を除き、すべての職種で全国平均の有効求人倍率を上回っています。特出すべきは「接客・給仕の職業」の求人倍率が7.58倍と、全国平均の2倍以上になっている点。採用の難しさが際立っています。
東海エリアで、2016年6月から2017年6月にかけて、もっとも有効求人倍率の上昇率が高かったのは愛知県。上記3県全てで、全国平均の1.51倍を上回る東海エリア。採用の激戦区です。愛知労働局がまとめた東海エリアの新規求人の動きを産業別に見ると、前年同時期比較で増加したのは、建設業(15.5%増)、不動産業,物品賃貸業(11.9%増)が多く、逆に減少したのは金融業,保険業(22.1%減)、情報通信業(18.9%減)となっています。
愛知県の職種別有効求人倍率
愛知労働局がまとめた、愛知県の職種別有効求人倍率が上記です。「IT関連」職のみ全国平均を下回り、多主要都市よりは採用しやすいようです。しかし、他職種は全て、全国平均を超えています。該当職種を募集の際には、ご参考下さい。