転職者が「求人サイトの情報を確認する」理由と、企業側の対策は?
求人サイトの情報は「最新」「端的」。だからこそ正直に!
「求人サイト」の情報は採用情報に特化しており、端的でわかりやすく、複数社との比較や企業検索段階で有効であると評価されていることがわかります。しかし、「企業の宣伝・広告として良いことしか言っていないのでは?」というコメントも。良い話だけではなく、まだまだ改善が必要な部分や、きれいごとではなく仕事の厳しい一面など、正直な情報発信が転職者の納得感に繋がります。
転職者が「口コミサイト・検索の情報を確認する」理由と、企業側の対策は?
口コミサイトの情報は「コントロールできない」。企業の真摯な対応が重要に!
こちらも良い話ばかりではなく、マイナス面も聞きたいというニーズにより情報源として支持されています。印象的なのは、口コミサイトの情報は、鵜呑みにするわけではないという声。マイナスの話があれば面接時に確認するなど、ネット・口コミの認知度も上がり、受け取り方も成熟してきています。そのため企業側も、マイナス情報が即、応募者減などに繋がるという認識を変え、その情報にどう正直に向き合い対処するかが重要になります。マイナスな口コミ情報を受けて、制度を修正した・改善したといった、新たな口コミが社員から発信されれば、逆に真摯な企業として転職者に認知されていきます。コントロールできない口コミだからこそ、企業としての対応が、最大の情報発信に繋がります。
転職者が「企業HPを確認する」理由と、企業側の対策は?
企業HPの情報は「全体像」「網羅性」が重要。バランス良い情報発信を!
「企業HP」は企業の全体像が確認できることを評価する転職者が多くなっています。企業の顔として、一面だけでなく、様々な情報から多面的に判断したいという声もあり、必要な情報が網羅されているかが重要になります。また、求人サイトの情報との齟齬がないか、 確認しているという声もあり、更新が途絶えている・古い情報が残り続けている状況であれば、早めに改修の手を打っておく必要がありそうです。
転職者が「その他の情報を確認する」理由と、企業側の対策は?
企業HP内の採用ページを確認する理由
企業の運営するSNS(facebookページ他)やblogを確認する理由
転職フェアや合同採用セミナーに話を聞きに行く理由
企業HP内の採用情報ページは、先輩社員のインタビューなどから求める人物像を理解できるため、重要視しているという声がありました。また、SNSの活用は大手企業が多い印象ですが、更新の頻度や内容によって企業の意欲がわかるという転職者もおり、情報発信の新たな場所として検討してもよいかもしれません。最後に、ネット時代においてもリアルな情報を求め、転職フェアや合同採用セミナーを利用する転職者もまだまだ多いことも。イベントでは、社員自身が情報発信者としてチェックされることを見越して、当日に話す内容などを人事担当者とすり合わせておく必要があるでしょう。