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転職者が「求人サイトの情報を確認する」理由と、企業側の対策は?
  • 企業が最も訴えたい情報で、かつ、最新のものが記載されていると考えられるからです。(40代/男性/技術関連職)
  • 企業の採用情報について整理されており、会社アピールも現状を踏まえ、端的に表現されているから会社情報を掴みやすい。(40代/男性/建築・土木関連)
  • 応募資格や応募背景などが掲載されていること。また、こちらから企業などを検索しやすいから。(20代/男性/サービス関連職)
求人サイトの情報は「最新」「端的」。だからこそ正直に!
「求人サイト」の情報は採用情報に特化しており、端的でわかりやすく、複数社との比較や企業検索段階で有効であると評価されていることがわかります。しかし、「企業の宣伝・広告として良いことしか言っていないのでは?」というコメントも。良い話だけではなく、まだまだ改善が必要な部分や、きれいごとではなく仕事の厳しい一面など、正直な情報発信が転職者の納得感に繋がります。
転職者が「口コミサイト・検索の情報を確認する」理由と、企業側の対策は?
  • 実際にそこで働いている人の意見と、辞めた人の意見の両方を聞くことができるから。(30代/男性/クリエイティブ・マスコミ関連職)
  • 働いている方のお話や仕事愛を確認するのも大事ですが、第三者の目から見たコメントなどはメリットもデメリットもストレートに教えてくれるのでしっかり悩み答えが出せる気がするからです。(20代/女性/事務関連職)
  • 信憑性はともかく社員や元社員が感じている企業の課題や退職理由、現場の雰囲気を知ることで現場をイメージするため。面接で何を確認するかを検討するため。(30代/男性/サービス関連職)
口コミサイトの情報は「コントロールできない」。企業の真摯な対応が重要に!
こちらも良い話ばかりではなく、マイナス面も聞きたいというニーズにより情報源として支持されています。印象的なのは、口コミサイトの情報は、鵜呑みにするわけではないという声。マイナスの話があれば面接時に確認するなど、ネット・口コミの認知度も上がり、受け取り方も成熟してきています。そのため企業側も、マイナス情報が即、応募者減などに繋がるという認識を変え、その情報にどう正直に向き合い対処するかが重要になります。マイナスな口コミ情報を受けて、制度を修正した・改善したといった、新たな口コミが社員から発信されれば、逆に真摯な企業として転職者に認知されていきます。コントロールできない口コミだからこそ、企業としての対応が、最大の情報発信に繋がります。
転職者が「企業HPを確認する」理由と、企業側の対策は?
  • 企業理念、求める人物像、雇用条件、企業規模、同族経営か否か等、諸々の情報を得るのに一番適していると思うから。(40代/女性/事務関連職)
  • 企業HPは企業の顔だと思い、HPがまともに作ってあれば、企業もしっかりしていると感じます。また、経営理念、社長メッセージも確認できると安心して応募できます。(30代/男性/コンサルタント・研究職)
  • その企業が何を目指しているのか、どういう理念で経営しているのかなど、その企業について理解するには、自らが発信しているホームページを見るのが一番だと思うから。(20代/女性/サービス関連職)
企業HPの情報は「全体像」「網羅性」が重要。バランス良い情報発信を!
「企業HP」は企業の全体像が確認できることを評価する転職者が多くなっています。企業の顔として、一面だけでなく、様々な情報から多面的に判断したいという声もあり、必要な情報が網羅されているかが重要になります。また、求人サイトの情報との齟齬がないか、 確認しているという声もあり、更新が途絶えている・古い情報が残り続けている状況であれば、早めに改修の手を打っておく必要がありそうです。
転職者が「その他の情報を確認する」理由と、企業側の対策は?
企業HP内の採用ページを確認する理由
  • 採用ページには具体的な業務内容や入社後の研修制度などの情報があるため。(30代/男性/営業関連職)
  • 応募したい企業情報が確実に見れたり、先輩の声が掲載している場合もあるから。(30代/女性/事務関連職)
企業の運営するSNS(facebookページ他)やblogを確認する理由
  • SNSやブログは、更新の頻度が高いほどホームページへのアクセスが増えるので、意欲のある企業ほど仕事の合間にも、片手間でもあっても、更新すると思っています。忙しいなかで更新を数こなしていくと、本音や実情が出る確率が高いと思うので。(40代/女性/営業関連職)
  • 投稿の内容から社内の空気が推測出来ると思うから。(40代/男性/IT関連職)
転職フェアや合同採用セミナーに話を聞きに行く理由
  • 実際に、採用担当や現場職に会って、会話することで、自分が本当にその会社に貢献できるか、見極めるため。(40代/男性/IT関連職)
  • HPに記載されていることを社員が共有できているか、確認するため。(20代/女性/クリエイティブ関連職)
企業HP内の採用情報ページは、先輩社員のインタビューなどから求める人物像を理解できるため、重要視しているという声がありました。また、SNSの活用は大手企業が多い印象ですが、更新の頻度や内容によって企業の意欲がわかるという転職者もおり、情報発信の新たな場所として検討してもよいかもしれません。最後に、ネット時代においてもリアルな情報を求め、転職フェアや合同採用セミナーを利用する転職者もまだまだ多いことも。イベントでは、社員自身が情報発信者としてチェックされることを見越して、当日に話す内容などを人事担当者とすり合わせておく必要があるでしょう。