中小企業こそ、もっと情報発信を!ネット・口コミ時代の「採用情報」発信術
企業名をインターネットで検索すれば、HPはもちろん、社員・元社員の口コミが可視化される時代。ネットの発達により、企業PRのための情報発信が、重要になっています。特に転職を検討するユーザーからは、企業からの正しく、正直な情報の発信が求められている現状です。
そのため今回の特集では、『ネット・口コミ時代の「採用情報」発信術』と題し、採用成功に直結する企業の情報発信のありかたを検討します。転職者約400名に調査したネット利用動向他を参考に、企業規模や知名度が低い中小企業こそ発信すべき「採用情報」を、ぜひご参考ください。
「採用情報」をチェックするタイミングは、「応募前」87%、「面接前」51%。
まずは、転職者の方々に、採用情報のチェック(企業研究)に力を入れるタイミングについて伺いました。一番多かったのは「企業に応募する前」87%。次いで「応募後~面接前」51%となっています。当然の結果ではありますが、「応募前」の採用情報のチェックは念入りにしていることがわかります。とはいえ、半数以上の51%の転職者が「応募後~面接前」に採用情報をチェックしており、書類選考が進んだ段階でチェックしている模様です。では、ネット上のどこで採用情報をチェックしているのか確認していきます。
求人サイトからの応募者は、「企業HP」「口コミ」も確認している!
転職者は、採用情報のチェックをネット上のどこで行なっているのでしょうか?企業研究(情報収集)の方法を伺いました。求人サイトから応募しようと思った企業に対して、全体の8割が「企業HPを確認する」という回答がありました。「企業HP内の採用ページ」は65%。加えて、「口コミサイトや口コミ検索」が59%と、「企業HP」と「口コミサイト」は転職者の重要な情報源であることがわかります。
次に、上記採用情報のチェック方法の中で1点、もっとも重視する方法に関して伺いました。トップは「口コミ」、次いで「企業HP」が上位になっています。求人サイトにて人材募集を行なう際には、口コミ・企業HPもセットでチェックされることを前提に、情報更新など対策の検討が必要になりそうです。