2015年。各社が必要としている人材のクラスは?
今年の中途採用において、採用を予定している人材クラスとして最も多かった回答は「経験者・一般クラス」。全体の約9割となりました。しかし、「未経験者・第二新卒クラス」を求める企業も50%という結果になっています。即戦力である経験者・一般クラスは確かに必要なものの、なかなか採用できないという背景から、未経験者・第二新卒の採用まで間口を広げるという戦略をとる企業もあり、総じて若手採用は激戦区となるでしょう。
人材への妥協なし。約9割の企業で採用基準は変えないと回答。
昨年と同一の職種・ポジションで採用活動を行なう場合、「採用基準」を変更するかどうか伺ったところ、ほぼ9割の企業で「変更しない」という回答になりました。採用基準を「上げる」と答える企業を含めれば94%。これは、採用が難しくなったとしても、人材には妥協しないという企業がほとんどということ。採用市場において優秀な人材の取り合いに拍車がかかる年になりそうです。採用基準に関して、人事のコメントを見てみます。
使用する手法は「インターネット求人広告」「ハローワーク」「人材紹介」。
最後に、採用において使用する予定の手法について伺いました。1位はやはり「インターネット求人広告」。約7割と最も多い結果となりました。次いで「ハローワーク」。僅差で「人材紹介」が挙げられています。4位に「縁故採用」を検討している企業が増えており、時代が変わっても、社員の縁で確実に採用する手法は、普遍のようです。
2015年の採用市場の予測と、各社の動きをアンケートした『企業動向予測レポート 2015』はいかがだったでしょうか?採用難易度が上がるという予測の元、旺盛な人材ニーズを持つ各社は対策を考え、動き出しています。もし、貴社が数年ぶりに中途採用を行なうのであれば、是非、今回の特集を参考に、採用戦略をご検討いただければ幸いです。