人事担当者が考えるべき、旬のテーマを調査!
今回は、中途入社者の定着について伺いました。
まず、直近3年で中途入社者がいる企業に、現在の定着率を伺ったところ、もっとも多かった回答は「100%」と「70~79%」。全体の約6割が定着率「70%以上」と回答しています。
自社の定着率が「とても高い」「高い」「適性値」と考えている企業は60%。逆に「低い」「とても低い」と回答したのは37%。定期的な面談や交流会他、定着率向上のための取り組みを実施している企業が多いことも結果に繋がっているようです。
実際に行われている取り組みの中で、定着率に寄与している(好影響)だったのは「定期で行う人事との面談」。次いで「定期で行う上司との面談」。逆に「中途入社者コミュニティへの参加」「社内見学」が定着率に対して負の影響を与えていることが見て取れました。
※直近3年以内の定着率を「目的変数」、実際の入社後の取組を「説明変数」とし、回帰分析を実施。
今後、社員の定着率向上についての対応を聞いたところ「積極的に取り組む」「一部の人材について取り組む」と回答した企業は8割を占める結果に。取り組む理由では「育てた人材を手放したくない」が最多の回答となっています。
最後に、社員の定着に関してお悩みや意見を伺っています。入社前後のギャップによる離職の問題や、経営層・社員の考え方に関する悩みなど数多く集まりました。詳細なコメントもぜひご参考ください。