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① 面接前の「辞退理由」ランキング
面接前の辞退理由2016、2015
面接前の辞退理由で、一番多くの回答を集めたのは、昨年と同様「応募後に再考し、希望と異なると判断した」41%。まずは興味のある会社に複数社応募し、書類選考を通過し、面接の案内をもらったタイミングで、面接に行くか再考する行動が見て取れます。

また2015年、同率1位にランクアップしたのは「希望に反したスカウトメール」。企業にとっては、希望する人材に直接アプローチできるスカウトメールですが、求職者側からは「全然希望していない業界・職種にスカウトされた」「多くの人に同一の文面を送っているのだとわかるスカウトメールだった」など、多くの不満の声が寄せられています。
「面接前の辞退対策」再検討時にも“わかりやすい情報開示”が必須!
求職者が多くの企業に応募が可能となっている現在、企業への応募段階ではまだまだ志望度が低い状態です。また、求職者の気持ちに立てば、短時間で効率的に転職活動を行うには、複数社に応募し、書類選考を通過した企業のみ詳しく調べるという行動は理解出来る範疇です。応募後の再検討の時点で「やはりこの会社は良い!」と思ってもらうためにも、求人情報を詳細に、正直に記載することは必須となります。

また、辞退理由の同率1位となった「希望に反するスカウトメール」問題。レジュメに記載されたスキルや職務経験をきちんと読んだことが求職者に伝わらなければ、逆効果を生んでしまいます。これまでの経験や希望の業界・職種と異なるスカウトメールを送信する場合は、評価したポイントや会いたい理由をきちんと明記することが重要になります。
② 面接後の「辞退理由」ランキング
面接後の辞退理由2016、2015
面接後の辞退理由でもっとも多かったのは、「面接で詳しく知った仕事内容が希望と合わなかった」47%。2位、3位には「面接で知った勤務地・給与条件」「面接と求人情報の齟齬」が続き、昨年と変わらない結果となりました。大きくポイントを伸ばしたのは6位の「他社での選考が通過した・内定が決まった」26%。昨年と比較して6ポイントアップしており、売り手市場ゆえの採用競争の様相を感じさせる結果となっています。
「面接後の辞退対策」求人情報と面接官で“齟齬”を起こさないためのすり合わせ!
「面接で詳しく知った仕事内容が希望と合わなかった」という辞退理由には、情報量が不足している、もしくは誤解される求人原稿を開示している可能性があります。特に、人事採用担当者と配属先で、仕事内容に関して認識違いがあった場合、上長面接の際に応募者の不信を買ってしまいます。面接官も含めて求人原稿を確認して、齟齬がないか確認しておきましょう。

また5位ではありますが、辞退を決めるポイントとして多くコメントに上がるのが、「面接官の行動や態度」。応募者にとって面接官は企業の顔。口調や言動、行動一つで即座に辞退を決める人が多くなっています。特に人事以外、現場の上長や先輩が面接官の場合は、注意が必要です。人選はもちろん、面接で聞くべきことなどを確認しておくと安心です。
③ 内定後の「辞退理由」ランキング
内定後の辞退理由2016、2015
企業から提示された「勤務地・給与など条件の折り合いがつかなかった」46%が、内定辞退の理由第1位。約半数の内定者が勤務条件の折り合いがつかず、辞退に至っているということになります。次いで、「他社での選考が通過した・内定が決まった」36%。5ポイント上昇し、昨年の3位から2位にランクアップしています。面接後の辞退理由でも増えた、選考フローのスピード問題はここにも現われています。選考全般を通じて、採用は常に他社との競争であることを意識しておく必要がありそうです。
「内定後の辞退対策」“条件面の早い確認”と“選考プロセス自体の早期化”
「待遇や条件」は、入社を決意するための重要な意思決定要因です。しかし、求職者からは、「条件が最後の最後に提示される」「中には、条件提示なく内定取得を促す」企業が多々あることに不満の声が上がっています。優秀な人材ほど、他社から内定を取得している可能性は高く、条件提示が遅いことで他社を優先してしまい辞退につながってしまいます。そのため、面接時には他社の選考状況や、どの条件を重視するのか、早めに確認して、可能な限り自社の出せる条件を早めに提示しましょう。

2位には、「他社の選考が早く進んだからそちらに決めた」という辞退理由がランクアップしてきており、選考全般を通してスピードが重要になっています。面接調整などの連絡を可能な限りスピーディーに行うことはもちろん、もし結果連絡や日程調整に時間がかかりそうであれば、「いつまでに連絡するか」などを約束することで好感度が上がります。また、他社の選考状況が進んでいることを聞けていれば、自社の選考プロセスを短縮するなど、対策は打てるもの。「自分のためにここまでしてくれるのか」と応募者に思わせることで、採用成功に近づきます。