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約4800人の転職者に聞く、面接前の辞退経験は?
面接前の辞退経験と面接前の辞退社数について
約4800人の求職者に、これまでの転職活動における「面接前の辞退」に関して聞いた結果、「ある」と答えたのは54%。その中で、辞退社数は「1社」が46%。「2社」が27%。しかし、「6社以上」と答える求職者も9%おり、一部の求職者が辞退社数を引き上げているようです。それでは、一体何故、辞退が起きるのか紐解いていきましょう。
面接日当日に辞退を決める人が14%!?
面接辞退を決めるタイミングについて
求職者が面接前に辞退を決めるタイミングについて伺いました。まだ書類選考の結果も戻っていない「応募後、企業から面接の連絡が来る前」31%。書類選考が通過して「面接の連絡が来てから、面接日の前日まで」70%。そして見逃せないのが「面接日の当日」に辞退を決める人が14%もいるという結果!それぞれのタイミングごとの理由は以下をご確認ください。
書類選考結果が届く前に、辞退を決める理由は?
辞退理由について
一番多くの回答を集めたのは、「応募後に再考し、希望と異なると判断した」50%。まずは興味のある会社に応募し、書類選考期間中に、もう一度企業を吟味しているようです。その際に「ネット上でよくない評判や噂を聞く」と、その時点で辞退を決めるとのコメントもありました。また、「他社の選考が通過した・内定が決まった」ことでの辞退者は28%。優秀な方ほど内定の複数取得が多くなる昨今、書類選考のスピードアップが重要になります。
面接の前日までに、辞退を決める理由は?
辞退理由について
面接の連絡が来てから面接前日までに辞退を決める理由は、上位3位までは同様の結果に。しかし、いざ面接に臨むことが決まった途端、「応募先の企業で働く自信が無くなり」辞退を決める人が出現しています。また、面接日程の連絡の際、「企業側での応対が悪い」「面接日の都合がつかない」「面接の連絡が遅い」と、企業側への不満の声が多く見受けられました。

また、「その他」のコメントの中には、「企業からの深夜、祝日の連絡に不安を覚えた」というものもあり、連絡時間に関しても細心の注意を払いたいポイント。改善や調整が辞退減少への鍵になりそうです。
面接当日、辞退を決める理由は?
辞退理由について
面接の当日に辞退を決める理由。2位にランクインするのは「体調不良・事故など不測の事態」。致し方ない理由であるものの、企業に連絡して、再調整が可能であるにも関わらず、ここで辞退を決める人が23%。また、「面接に行くのが面倒になった」18%、「必要な書類の準備が手間だった」12%など、社会人として驚きの理由もあり、本当に入社意欲があったのかと疑念すら覚える結果です。
面接すっぽかしの背景に、企業への不満あり?
辞退連絡の有無と辞退連絡をしなかった理由について
面接当日に辞退。その上、企業側に連絡をしない、所謂すっぽかしの求職者に、その理由も聞いてみました。「辞退理由をどう言えばいいかわからなかった」32%。しかし、次点の「特に理由はない」が26%を占めるという驚愕の結果となっています。中には、「企業側も不採用通知をしてこないから、自分も連絡はしない」という身勝手に見える回答も。しかし、面接当日に至るまでに企業に対して騙されたと感じたり、不満を持つと、意趣返しとして連絡を断つ傾向もあり、それまでの応募者応対に落ち度はなかったか、振り返りを行なう必要がありそうです。