20代で500万円を超えるかどうかがひとつの目安に
続いては、人事における年代別の年収です。たとえば、転職を検討する時など「年収」は最も気になるポイントのひとつ。ぜひ参考にしてください。
20歳~30歳人事における年収は『500万円未満』が83%を占める結果となりました。31歳~40歳だと『500万円以上』が64%、41歳~50歳で79%、51歳~60歳で82%といった結果になっています。たとえば、20代で500万円以上は一般的には高く、30代で500万円未満では一般的には低いと言えそうです。
多くの人事が転職経験あり。「転職で給料あがった」が49%という結果に
人事として、どのようなキャリアを歩んでいくか?他社の人事はどのくらいの頻度で転職をしているのか?ここも気になるポイントのひとつ。「転職経験の有無」や「転職回数」などについてご紹介していきます。
80%の方が「転職経験アリ」と回答。年代別の転職回数だと、20歳~30歳では平均1.8回と2社目の勤務が多いとわかりました。30代、40代で回数は増加傾向となっています。
「転職で給与があがったかどうか?」という部分では、じつに49%の人が「年収が上がった」と回答。ほぼ変わらないが30%で、下がったは21%と少ない割合でした。年収アップを見据えた転職を視野に入れている方も多く、その結果が表れているともいえます。
また、「もし、次に転職をするとしたら、同じ人事職としての転職を希望されますか?」というアンケートでは、54%が希望すると回答。その理由として「会社の根幹にかかわる仕事なのでやりがいがある」「人事スペシャリストを志向している」といった意見がありました。
逆に「希望しない」という方は、「退職者が出ても現場からは“どんどん採用して当たり前、辞めない人材を採用してほしい”といった態度で、徒労感をもつことが多い」などの意見もありました。
人事の転職理由で最も多いのは、『会社や業界の将来性に不安を感じた』
では、実際のところ、人事はどういった理由で転職をしているのでしょうか?その転職理由をご覧ください。
『会社や業界の将来性に不安を感じた』がトップ。続いて『会社の考え・風土が合わなかった』『給与・待遇に不満があった』といった部分が上位に。転職を考える時、転職先を探す時のポイントになると言えそうです。