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総力特集
月刊「人事のミカタ」
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2018/07/11 UP
NG、Good文面例あり!
スカウトメールの鉄則
要約すると
  • 超売り手市場!スカウトメールの活用で待ちから攻めの採用へ!
  • スカウトメール作成のポイントは「誰に(対象)×何を(内容)×どのように(文面)」
  • NG、Goodなスカウトメール文面例
2018年も半分が終了。昨年からの有効求人倍率の高まりは、依然継続しています。以前であれば応募を集められた求人でも、現時点では厳しくなった…という採用担当者の声も。そこで今回は、売り手市場下の求人の際、有効策となる「スカウトメール」について特集します。求職者の応募を待つのではなく、獲得しに行く。「スカウトメールの鉄則」を、ぜひ参考ください。
エン 人事のミカタ
編集長 手塚伸弥
超売り手市場!スカウトメールの活用で待ちから攻めの採用へ!

企業からの求人が増加し、求職者の獲得競争が発生している現在、有効な「スカウトメール」。ハローワークや求人サイトで求人票を提出し、応募を待つだけでなく、企業側から求職者にアプローチすることが可能です。

まだ「スカウトメール」を活用したことがないという方に向けて、下記「エン転職」の場合のスカウトメールの流れをご紹介します。

スカウトの仕組み
  • 1求職者が「エン転職」に会員登録。自身のWEB履歴書を入力。
  • 2WEB履歴書を登録している求職者のデータベースから、企業側が求める人材を「検索」。
    経験職種、学歴や転職回数、希望勤務地、希望年収、自己PRなどの項目で検索が可能です。
  • 3検索して見つけたターゲット人材に対して、企業がスカウトメールを「作成」し、送信。
  • 4ターゲット人材とのメッセージやりとりを行ない、応募を誘導します。

求人広告をサイトに掲載し、応募を「待つ」ことに加え、ターゲットとなる人材にアプローチし、応募を「誘引」することが可能になる「スカウトメール」。未利用の場合は、応募者数を確保するためにも利用をご検討頂きたい手法です。

スカウトメール作成の鉄則!「誰に(対象)×何を(内容)×どのように(文面)」

「スカウトメール」未利用の採用担当者からは、「難しそう」「よくわからない」という声が聞かれます。しかし、大事なポイントはただ一つ。以下の掛け合わせが、「スカウトメール」の考え方の鉄則です。

誰に(対象) × 何を(内容) × どのように(文面)
Point!
その「スカウトメール」を「誰に(対象)」送るのか
まず大事なのが、「誰に(対象)」。メールを送信する対象を設定することです。これまでどんな仕事をしてきたのか?スキルは?転職する理由は何か?求人サイトのデータベースから、求職者のWEB履歴書を検索し、自社の求人とマッチする人材を送信対象に設定します。
Point!
「スカウトメール」で、「何を(内容)」伝え、「どのように(文面)」を書くのか
設定した送信対象に対して、どんな内容を伝えるのか、また文面はどう書くのかで効果は大きく変わります。
「誰に(対象)」送信するか?検索のポイント!

「スカウトメール」の鉄則でご紹介したように、まずメール作成時に最初に考えるべきは、「誰に(対象)」送信するかです。

ただ、企業の採用担当者からよく聞かれるのは「誰に送るべきかわからない」という声。膨大な求職者の中から、自社の欲しい人材を「検索」し、見つけ出す工程を難しいと考える方が多いようです。そこで、検索時に留意して頂きたい3つのポイントをご紹介します。

①WEB履歴書の「更新日」が、「3ヶ月以内で検索」する。

求人サイトに登録したばかりの求職者や、WEB履歴書を更新したばかりの求職者は、アクティブに転職活動を行なっています。企業からのスカウトメールの確認やレスポンスも活発なため、メールがきちんと届き、開封される可能性が高い送信対象です。 スキル軸だけで検索をしていると、このWEB履歴書の更新期間は見落とされる可能性があります。送信数は多いものの、中にはWEB履歴書が半年以上更新されていない人が多い…という場合は、反応が鈍くなる場合がありますのでご注意ください。 「更新日」で対象者の絞込み検索を行ないましょう。

②「希望条件」を見落とさない。

送信対象を検索する際、見落としがちなのが「希望条件」です。自社から求職者に提示できる待遇等の「条件」が、求職者の「希望条件」にそぐわない場合は、どんなスカウトであっても応募や採用にはつながらないでしょう。

事実、「エン転職」会員に聞いた「選考辞退の理由」では、企業からの「希望に反したスカウトメール」がもっとも多い結果になりました。求職者側から「希望していない業界・職種からスカウトメールが送られてきた」という、不満の声が散見されています。

求職者の希望する業界、職種、雇用形態、年収、勤務地等と、求人がずれていた場合、「なぜ、自分にこんなずれたスカウトが来るのか…」と求職者が不審に思う状況がよくあります。経験・スキル軸のみで検索を行なっている企業がやりがちなアンマッチなスカウトメール。ご注意ください。

③ターゲット人材をイメージして、「検索条件」を設定。

未経験者や若手採用の際に「スカウトメール」を使うのは難しいという声が企業から聞かれます。これまでの職種・スキルの経験年数で、検索して、経験者のピンポイント採用の際に使うイメージがあるようですね。しかし、「検索条件」をうまく設定できれば、未経験者採用や経験の浅い若手採用でも有効になります。

大事なのは、ターゲット人材のイメージと、検索軸の設定です。たとえば、未経験のITエンジニアの募集。技術力や経験よりもコミュニケーション力が人材要件で重要な場合は、スカウトの送信対象を、「接客業を数年経験したが、体力や将来のことを考えて、技術を身に付けたい」と考えている人に設定。経験やスキルを検索。 合わせて、前述の「希望職種」でITエンジニアも候補に入れている人に絞り込みを行なうことで、ターゲットが発見できる可能性があります。また、自己PRの内容にも、ITエンジニア転身への意気込みが記載してあれば、送信対象として間違いないでしょう。

特に、転職経験の少ない若手人材は、転職活動で不安なこととして「自身の転職可能性」をあげています。企業側から見ると、ターゲット通りの人材であるのに、本人が気づいていない、という場合も多々あります。その可能性に気づかせてあげる意味でも「スカウトメール」は有効になります。若手の採用をご検討の場合は、ぜひ本ポイントを参考に、検索を行ってみてください。

NGなスカウトメール、Goodなスカウトメ-ルのポイント

送信設定の次に、企業の人事担当者がスカウトメールで行き詰まるのは文面です。ここからは、文面例も含めて効果的なスカウトメールについて考察していきます。まずは、求職者が感じるNGなスカウトメール、Goodなスカウトメールのポイントをご確認ください。

NGなスカウトメール、Goodなスカウトメ-ルのポイント

求職者に聞いたNGなスカウトメール、Goodなスカウトメールのポイントは、上記のような図の内容に集約されています。「誰にでも送っている、一斉送信感のある」スカウトメールはNGと判断され、逆に「自分が選ばれて送られてきた」ことがわかるスカウトメールこそがGood、という意見がもっとも多くありました。

ご自身でもスカウトメールを受け取った経験がある場合は納得するかもしれませんが、一日何件も届くスカウトメールの中で、「自分にしか届いていないという特別感のあるスカウトメール」は何よりもGoodと感じられるものです。ご参考ください。

「何を(内容))」伝え、「どのように(文面)」を書くのか、整理しましょう

一例として、ITエンジニアの未経験採用の場合の、誰に(対象) × 何を(内容) × どのように(文面)をまとめています。以下をテーマに、NGな文面と、Goodな文面をご紹介します。

誰に(対象) × 何を(内容) × どのように(文面)テーマ
NGなスカウトメ-ルの文例
件名:当社でITエンジニアになりませんか?

本文:

はじめまして。株式会社●● 代表の▲▲です。

エンジニアとしてのスキルアップや労働環境などの改善を
考えて転職されようとしている場合、ぜひ当社をご検討ください。

他にも、転職によって実現したいことは様々あるかと思いますが、
当社は土日休み。休日をしっかりとってリフレッシュし、仕事に励む事が可能です。

いかがでしょうか。
ご興味がございましたら是非ともご応募ください。
NGと思われるポイント
まずは件名。大量に送信されたスカウトメールの中から、自社のスカウトメールを開封したもらうためには、わかりやすさが重要になります。「当社でITエンジニアになりませんか?」「未経験での○○職募集~」など、誰にでも送信できる当たり障りのない件名により、開封されないという危険性もあります。

メールは、たとえ開封されたとしても、最初の数行で閉じられる可能性が高いもの。本メールでは、自己PRを読み込んで、未経験からエンジニアに挑戦する人を歓迎する骨子でありながら、冒頭でよくある文面になってしまい、誰にでも送っている内容に見えてしまっています。

また、せっかくの代表からのメールでありながら、採用担当者が書く文面と大差なく、プレミアム感が欠如してしまいました。もったいない内容です。
Goodなスカウトメ-ルの文例
件名:未経験エンジニアに安心の研修あり!あなたの受け入れ環境が整っています。

本文:

はじめまして。株式会社●● 代表の▲▲です。

あなたのWeb履歴書を拝見させていただきました。接客業の経験から
未経験でITエンジニアを目指す点に注目し、ご連絡を差し上げました。

株式会社●●では、私がエンジニアだった経験から作った教育研修があり
全社員のうち●●名が、研修を受講し、未経験からエンジニアデビューを
果たしています。

エンジニアになろうと意欲的に勉強もしているあなたには、最適な受け入れ環境かも
しれません。転職は慎重に進められるかと思いますので、まずはご応募いただき、
今後のキャリアについてお話をお伺いした上で、当社のことについての
お話などをさせていただければと思っております。

いかがでしょうか。
ご興味がございましたら是非ともご応募ください。
Goodと思われるポイント
「未経験エンジニア」への研修があるというメリットをまず訴求。「あなたの」と呼びかけることで、選ばれたプレミアム感を醸成しています。誰にでも送信できる当たり障りのない件名ではなく、自分が送られた理由がわかる件名や、メリット、限定感を入れ込んであることがポイントです。

また、文面では、何故あなたに送ったのかと、エンジニア出身の社長が語りかける内容。説得性が増しています。送信対象者のWEB履歴書を読んでの感想や評価も記載しているため、まさに自分のために届いたメールであると理解できます。NG例と比べると、段違いではないでしょうか?

今回のメールでは、「何を(内容)」は、未経験エンジニア向けに教育制度を訴求していますが、ターゲット人材が、知りたい内容によっては、文面の内容を合わせて変えていきましょう。
「スカウトメールは、会ったこともない人材への”ラブレター“」

スカウトメールを活用し、採用を成功させている企業からよく聞く言葉です。相手の状況や希望をしっかりと把握して、「会いたい」という希望を適切に伝える。それは確かにラブレターと言っても過言ではないでしょう。待ちの採用から攻めの採用へ転換するためにも重要になるスカウトメール。ぜひ、本特集を参考に、ご利用をご検討ください。

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