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企業動向予測レポート 2016

要約すると
  • 24年ぶり。高い水準に達した有効求人倍率。2016年も「採用が難しい」と予測する企業90%

  • 採用予定人数を「増やす」企業40%。激戦の採用市場での競合対策とは?

  • 採用基準は下げず、インターネット広告で、若手~中堅社員の採用を狙う企業多数!

売り手市場が加速!求職者には追い風。人材不足に悩む企業には強い逆風。
2015年は、有効求人倍率が上昇し続けた一年となりました。個人消費の低迷が謳われる中でも、企業の求人件数は増え続け、2、3年前と比較して採用が難しくなったと言う声が多く聞かれるようになっています。

「求人を出稿しても応募数が集まらない」、「選考辞退が増えた」、「面接ドタキャン・スッポカシ」など、売り手市場で起こった様々な問題は、2016年もしばらく続くと予測されています。もし今年、貴社が中途採用を久しぶりに行なう状況であれば、過去とは状況が一変していることに驚くはずです。採用戦略を立案するその前に、押さえておきたいのは今年の「採用市場」の状況と「他社の動向」。そこで今回は、『企業動向予測レポート 2016』と題して、各社の動きをアンケート調査しました。ぜひ、参考にしてください。
2015年の有効求人倍率の平均は、「1.20」に上昇。
2015年の有効求人倍率の推移
グラフは、厚生労働省が発表した2015年の「有効求人倍率(季節調整値)」推移です。年初「1.14」倍から上昇は止まらず、12月には「1.27」倍まで右肩上がり。年間平均は「1.20」。1991年以来、24年ぶりの高水準となりました。総務省が発表した完全失業率も3.4%と低く、全国的に求職者の売り手市場となっています。
人事が予測する「2016年の採用難易度」。半数以上が「難しくなる」と回答。
採用難易度はどうなると思いますか?
上昇が止まらない有効求人倍率を背景に、各社の人事・採用担当者は、2016年の採用難易度がどう変化すると予測しているのか、アンケート調査を行ないました。「昨年以上に、難易度が上がる」と回答した企業は全体の34%。「昨年同様、難しい」と回答した企業は56%と、合わせて90%の企業が2016年の採用が難しくなると予測をしています。その理由についても伺いました。
「採用難易度が上がる」と予測した理由。
理由コメント
  • 大手の求人数増加。中小は引き続き人手不足
  • 2015年度後半になるにつれ、内定辞退だけでなく、面接選考前の辞退が増加しているため。2016年も景気が大きく変わらない(大手企業の採用が減らない)限り、中小企業は引き続き採用が難しくなると感じたため
  • 今まで比較的順調に母集団形成が出来ていた第二新卒(IT業界未経験)すら、難しくなり始めているから
  • 少子化に伴う若手確保の困難さを年々実感として感じている
  • 採用数自体は確保出来ているが、レベル感が下がってきているのを実感しており 引き続き経験者層の採用は困難であろうと推測する
  • 供給不足であることよりも企業側が求める人材のレベルが上がっていることによる
  • 新卒採用がますます売り手市場になっていく中、そこで補充できなかった人員を中途採用に求める傾向が強まると予想しました(但し、業種・職種にもよりますが)
  • 年初より原油安や株安、中国経済の減退と悪いニュースが続いているが、景気自体は悪化しておらず、昨年同様になると見込む
  • 特定の職種に偏っている傾向を感じるので、採用がしやすい職種とし難い職種の両極化が進むと思う。特に営業職はあらゆる企業で募集しているので、しばらくは厳しい傾向だと思う
大手企業の採用が活発化する中で、人材確保に苦戦する中小企業人事の声が多く集まりました。2016年もしばらくは売り手市場が続いていきます。優秀な人材ほど引く手数多になる現在、採用競合となる企業の賃金や待遇は調べておく必要がありそうです。