採用担当者100名に聞いたアンケート(2014年度)では、約40%が「募集」に悩みを持っていることがわかりました。
- 採用活動において何に悩んでいますか?
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エン自社調べ 
特に、好景気がつづく昨今では「採用の売り手市場」と言われており、人材採用の競争が激しくなっています。「希望通りの人材に応募をしてもらう」ということ自体がむずかしい中で、どのようにすれば採用確率をアップさせる募集活動ができるのでしょうか。そのポイントをご紹介します。
                    応募がなかなか集まらない…という場合、思い切って「ターゲットとなる人材」を見直すという策があります。たとえば、経験者より実務未経験者のほうが該当人数が多いため、応募数を集めやすく、採用の可能性が高まります。
実際に【経験者募集 → 未経験者募集】のシフトで、応募数が10倍になったケースも!
                    
| 経験者募集→ 未経験者募集  | 
                            |
| 応募数 | 17名→173名 | 
| 面接数 | 4名→12名 | 
| 内定数 | 0名→2名 | 
上記は、経験者募集で思うような結果が得られず、同じ内容の求人募集を未経験者募集へと切り替えた事例です。
結果、内定が出たのは「未経験者募集」。経験者の募集に比べて、面接数が3倍に。「まずは多少でも選考対象となりそうな人材に応募をしてもらう」という姿勢が有効だとわかります。
                    
- ここがポイント!応募資格には最低限必要なことだけを書けばOK!
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                            たとえば「経験年数◯年以上」や「学歴」などで応募資格を絞りすぎていませんか?一度、固定観念を振り払い、最低限、必要なことだけを書きましょう。そうすることで可能性を広げることができます。
募集をする時には「採用するからには」と優秀な人材を採用したくなりがちです。「成長意欲があり、マネジメントもこなし、プレイヤーとしても優秀。さらにはアイデアも豊富に出せて…」など多くを求めがち。対象となる人材もどんどん減ってしまいます。だからこそ、本当に必要なスキルや経験は何か?注意深く見定めていく必要があるのです。 
「応募条件を絞り過ぎない」は最初のステップですが、次にやるべきは、募集要項の検討。応募資格と募集の内容がちぐはぐにならないよう、留意しましょう。
- 以下は、よくやってしまいがちな失敗例です。
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- 応募資格
 - 未経験者歓迎
 - 募集背景
 - 経験者の退職に伴う欠員補充
 - 仕事内容
 - 入社後すぐに一人で仕事を進めていただきます
 - 給与
 - 月給35万円スタート
 
 
                    どれだけ「応募がしやすい募集」だったとしても、「応募する理由」つまりはメリットがなければ、応募はしてもらえません。
また、転職活動をするにあたって20代求職者の45%が6社以上に応募しています。応募者は、複数の企業に応募しているのが当たり前。その中で、第一志望の企業に選んでもらうのは簡単ではありません。志望意欲を高く持ってもらい、選考に進んでもらうためにも、メリット提示が重要な役割を果たします。
                    
- 転職活動にあたって何社に応募しましたか?※20代向けアンケート
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エン自社調べ 
- 他社と差別化できるポイントを探す
 - 似たようなメリットを提示している会社が多く、応募者に特徴が伝わっていないケースも少なくありません。応募したくなるような特徴を打ち出しましょう。
 - 応募者の視点から魅力になる部分を伝える
 - 企業側がメリットとして打ち出している内容も、応募者にとってはメリットとして感じられていないことも多いです。応募者の視点に立ち、「何をメリットとして感じてもらえるのか」をよく検討していきましょう。