中途採用を成功させるポイントとフロー、職種別資料。
2024年の採用市況は、過去数年のコロナによる落ち込みから完全に回復し、活況だった2019年時期の水準に戻ってきています。
また、コロナを経て、生成AIの活用、DXによるオフィス系人材の省力化や、大手チェーン系飲食サービスを筆頭にした、ロボットやレジでの無人化・省力化の動きが加速するものの、依然リアルな人が必要な物流業界での「2024年問題」、介護業界など慢性的な人材不足はまだまだ続いています。
時期によって多少の差はあるものの、求人を出しても「応募が少ない」という声が多く聞かれる今、「応募数アップ」の極意と題し、ポイントをご紹介します。
応募を増やす方法を式に落とすと上記になります。ポイントは、応募数を上げるための要素が3つあるということです。露出数、閲覧率、応募率のいずれか1つを改善するだけでも応募数は増えますが、3つすべてに手を加えれば大きな改善効果に期待できます。
有料の求人サービスは利用している求職者が多く、求人を見つけてもらいやすくなります。
求人サービスを利用する際、オプションとなる上位プランを利用すると、より多くの方に見てもらえる場所に求人が表示されます。採用予算がある、緊急性の高い採用の場合は検討しても良いかもしれません。
「engage(エンゲージ)」のような無料の求人サービスを利用し、「〇〇市 求人」などで検索するユーザーに対して、露出を増やすことを狙います。
転職サイトなどの求人サービスを利用する場合、スカウトメールなどのオプションを利用することができます。
スカウトメールの強みは、求める人材に対して直接求人を届けて、閲覧率向上に繋がります。
求人サービスを利用する際、オプションとなる上位プランを利用すると、オプションでインタビューや付加情報の量を増やすことができます。魅力的な先輩社員の情報を見て、一緒に働きたいと応募ボタンを押す人や、代表メッセージに感銘を受けて応募すると方も現れる可能性があります。「自社に応募する理由を増やす」という観点で、上位プラン活用をご検討下さい。
どんなに良い会社、仕事であったとしても、応募率を上げる最短の方法は、給与を上げることです。特に近年は物価高で生活費が高騰、賃上げの波もあり、より切実に給与が応募率を上げる要素になっています。改めて、給与テーブルの再確認や求職者に提示する金額の見直しをすることをおススメします。
給与は上げられないが、賞与分でカバーする、福利厚生や残業時間のなさで勝負するという方針もあるため、合わせてご検討ください。
求職者は応募の際に、会社HP、採用サイト、クチコミサイトを並行して確認しています。その際に、求人サイトの情報と会社HPに齟齬があった場合、「応募をためらう」という声が上がっています。
そのため、求人を出す際には、会社HP、採用サイトでの情報がずれていないかを確認し、古いものがあれば揃えて更新しましょう。
また、クチコミサイトも「不満のクチコミが多い」「企業側でクチコミに返信していない」場合は、やっぱり求職者側で「応募が不安になる」という声が。社員・元社員のクチコミを放置せず、事実であれば改善状況を、事実ではない場合は訂正コメントを提示することは、求職者の応募率に影響していくはずです。