人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
2016年末に急遽決定したという「過労死等ゼロ緊急対策」について、
教えてください。
2016年12月26日。
厚生労働省より、違法な長時間労働の撲滅を目指す緊急対策が発表されました。
名称は、「過労死等ゼロ緊急対策」
違法な長時間労働を放置する企業の社名を、
行政指導段階で公表できるよう基準の改定が行われています。
具体的には、
<これまで>
月100時間以上の違法な長時間労働が3事業所で確認された場合、社名公表
↓
<これから>
月80時間以上の違法な長時間労働が2事業所で確認された場合、社名公表
-- -
と、基準がより拡大されます。
その背景には、これまでの基準で適用され、社名公表された企業は
1件のみとなり、より実効性のある基準に変更されました。
新基準は2017年の早々に順次運用を開始していきます。
違法な残業時間だけでなく、過労死や過労自殺による労災支給が
2つの事業所であった場合も社名公表対象になります。
今後ますます厳格化される残業問題。
人事としては、常に確認しておきましょう。
ぜひ、以下のページもご参考ください。
出典:「過労死等ゼロ」緊急対策
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/dl/151106-03.pdf