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過労死ラインの目安となる時間は何時間ですか?
過労死ラインとは、
健康障害のリスクが高まるとする時間外労働の「時間」を指す言葉です。
労働災害認定において、労働と過労死との因果関係判定に用いられます。
過労死ラインの目安となる時間は、
80時間(月に20日出勤とすると、1日4時間以上の残業・12時間労働)と
言われています。
健康障害の発症が、2~6ヶ月間で平均80時間を超える
時間外労働をしている場合、因果関係を認めやすいという
目安です。
また、発症1ヶ月前は、100時間を超える時間外労働を
している場合も、同様に健康障害と長時間労働の因果関係を
認めやすいとされています。
一般的には6カ月を平均して45時間を超える
時間外労働が行われた場合健康障害と業務との関連性は強まっていき、
これを超えて期間外労働時間が長くなるにつれて、
因果関係はより強まっていくとされています。
そして、過労死ラインに達する程度に至った場合には、
相当程度因果関係が認められるという考え方を取っています。
ご参考ください。
<監修>-------------------------------------------------------------
手塚伸弥|『人事のミカタ』編集長/第二種衛生管理者/認定心理士
2001年から人材系企業にて求人広告・採用広報ツールなどのコピーライター、クリエイティブディレクターを経て、2014年エン・ジャパン入社。以後、編集長として採用・人事労務・雇用関連の調査や情報発信を行なう。
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