人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
過労死や過重労働の問題が、ニュース番組で取り上げられる際、捜査機関として「かとく」という名称を見かけます。どんな組織なのでしょうか?
大手広告代理店や、靴販売の運営会社など、労使協定を超える時間外労働を強いたと企業への強制捜査のシーンで見聞きした方も多い「かとく」。
こちらは「過重労働撲滅特別対策班」の通称で、過重労働が認められる企業に対する、監督指導や捜査を行なう組織です。
従業員に違法な長時間労働・過重労働を強いる企業、いわゆる「ブラック企業」の取り締まりを行なうため、2015年4月に厚生労働省が、東京労働局と大阪労働局に発足させました。
違法な長時間労働を強いる企業の中には、パソコンに保存された労働時間のデータ改ざんなど、悪質なケースも多く、それに対応するため専門機器を用いたデータ解析なども行なうことができる体制があり、今後も悪質と思われる企業への調査がさらに強化されていくはずです。ぜひ参考にしてください。
<監修>-------------------------------------------------------------
手塚伸弥|『人事のミカタ』編集長/第二種衛生管理者/認定心理士
2001年から人材系企業にて求人広告・採用広報ツールなどのコピーライター、クリエイティブディレクターを経て、2014年エン・ジャパン入社。以後、編集長として採用・人事労務・雇用関連の調査や情報発信を行なう。
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