【パートタイマーへの保険適用拡大】企業と対象者のホンネは？（人事労務Q&A）

パートタイマーへの保険適用拡大に関しての対応や本音を
厚生労働省がまとめています。

（参考）
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000099460.pdf


●社会保険の適用拡大に対する事業者の対応は、
　労働時間の長時間化を図る事業所と、短時間化を図る事業所に二分されている。

「社会保険が適用拡大される場合、短時間労働者の雇用のあり方や
　雇用管理を見直すか？」という質問に対して、

　今後、見直す（と思う）　53.9％
　特に何もしない（と思う）37.3％
　無回答　　　　　　　　　5.0％
　既に見直した　　　　　　3.8％

　という結果になっています。
　具体的な対応としては、
　短時間労働者の人材を厳選し、一人ひとりに長時間働いてもらい雇用数を抑制　30.5％
　適用拡大に該当しないよう労働時間を縮小し、雇用数を増やす　32.6％
　と二分された対応を考えている企業が多い結果となりました。


●社会保険の適用拡大に対する労働者の対応は、
　手取り収入の確保のため長時間化を図る意向がやや強い。

　一方、短時間労働者の本音としては、
　適用されるよう働く時間を増やす　26.7％がもっとも多いが、
　適用範囲外で増やす、労働時間自体を減らすという回答も多くありました。


所得税の非課税限度額を意識する労働者が多い中、
働き方と給与に関して一度検討する必要がありそうです。
ご参考ください。