人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
社員の事情で一定期間の休職を許可しました。しかし、休職期間が終了したにもかかわらず復帰できない場合、社内で規定を定めていなくとも、自動的に退職とすることができるのでしょうか。
休職期間満了時をもって退職とする場合には、
就業規則に定めが必要です。
もし就業規則に定めがない場合には、解雇の手続きをとる
必要がありますので、少なくとも休職期間満了の30日前には
本人に申し渡しを行い、退職の同意を得ておくことになります。
休職についての定めは、これまでは比較的規模の大きな企業にしか
見受けられませんでしたが、昨今は規模を問わず、就業規則に
盛り込まれる企業が増えています。自動退職にするには、
「自動的に退職」と明文化しておかれることをおすすめします。
なお、休職期間は一般的には半年~1年が多いようですが、
在籍年次によって期間設定されるケースも多いです。
1年目は3ヶ月、10年以上在籍者は1年など、一律設定するより、
この方が双方に納得性が高いかも知れません。