人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
今年はコロナも明け、忘年会・新年会が増えています。伴って、上司から部下へお酒を強要するなど、いわゆるハラスメントが発生するのではないかという点が気になっています。社内に対して、どう注意すればいいでしょうか?
アルハラとは、飲酒を強要する嫌がらせ行為です。一気飲み、意図的な酔いつぶしや、お酒を飲めない人への配慮を欠いた言動、酔った上での迷惑行為が該当します。
毎年、忘年会シーズンは、大量のアルコールを短時間に飲むことで泥酔から昏睡、脳のマヒが進み急性アルコール中毒者が多く発生。吐物の吸引による窒息など、痛ましい事故にまで発展してしまうことも。場の盛り上がりや上下関係による心理的な飲酒の強要「アルハラ」が背景にある場合が多く、社内への注意が必要です。
また、電車ホームにおける人身事故の6割は、酔客というデータがあり、酔っぱらった状態での転倒や転落、人身事故は金曜日や深夜に増加します。事故だけではなく、暴力・けんか・迷惑行為におよぶ例の他、酔って路上に寝込んでしまい、凍死するという方も少なくありません。
楽しい忘年会が悲しい事件・事故につながらないよう、社内掲示板などでの注意喚起につなげてください。
<監修>-------------------------------------------------------------
手塚伸弥|『人事のミカタ』編集長/第二種衛生管理者/認定心理士
2001年から人材系企業にて求人広告・採用広報ツールなどのコピーライター、クリエイティブディレクターを経て、2014年エン・ジャパン入社。以後、編集長として採用・人事労務・雇用関連の調査や情報発信を行なう。
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