人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
弊社は在宅でのテレワークを導入していますが、以前までオフィスで気が付いた社員の不調がわかりにくくなりました。テレワーク社員のメンタル不調をどう発見していけばいいか、また対応について教えてください。
これまでのオフィス環境であったような、対面のコミュニケーションによる社員の「いつもと違う」という違和感が、テレワークによって発見しづらくなったという声が聞かれます。
情報共有を対面では行えない環境において、勤怠状況、オンラインミーティングの様子、仕事の遅延など、細かい兆候の発見と対応が必要です。
具体的には、以下のような兆候を捉えることが大事です。
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●⽇報の量が減った
●メールの返信が遅くなった
●業務スピードが落ちた
●会話や思考のスピードが遅くなったように感じる
●頭痛、腹痛、吐き気、倦怠感、不眠、⾷欲不振等の症状を訴える
●電話やビデオ会議中に感情的になる(イライラする、怒る、泣くなど)
●定時に業務がスタートできない(寝坊、体調不良)
●業務時間が⻑い
●協調性が低下している
●声が小さくなった。元気がない
●業務の凡ミスが増えた、ミスが続く
●メールの誤字脱字やおかしな文脈であることが増えた
●物忘れが多くなった
●やればできる目標を未達するようになった
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オンラインミーティング中、事情もなくカメラを起動させず声だけの参加になっている社員は、実は鬱々としていたり、生活のリズムがおかしくなっていて、身だしなみが整っていない可能性があります。
また、オンラインミーティングでは元気な顔を見せるものの、タスク表を見ると、仕事で大幅な遅延を起こしていたり、報告通りの成果があがっていない。勤怠の報告とPCの起動時間に大きな乖離があるなど、様々な兆候が見られることも。直属の上司はもちろん人事担当者は、社員を注意深く観察していきましょう。
兆候のある社員を見つけた場合は、随時話を聞く機会を設けて、心身の状況に関して聞いていきましょう。
・睡眠の状況や、食欲、運動の状況
・頭痛や肩こり、疲れの状況
・仕事や家庭の悩み
などを聞き、必要であれば病院の受診を進めることが大切です。参考にしてください。