人事担当者が考えるべき、旬のテーマを調査!
今回は、「有期雇用社員の無期転換ルール」について伺いました。
2013年4月に施行された改正労働契約法により、通算5年を超えて更新された有期雇用社員(契約社員、パートタイマー、アルバイト)を無期雇用に転換する本ルール。認知度について伺ったところ、「内容も含めて知っている」と回答した企業は66%になりました。
また、「2018年4月~2019年3月の期間内に、無期雇用転換の対象になる社員はいますか?」という質問には、有期社員を雇用する企業の57%が「はい」と回答。無期雇用転換ルールの社内周知に関しても、「すでに周知した」21%、「これから周知する予定」30%となり、無期転換に伴う処遇・規則改定の検討と周知が進んでいることが、見て取れます。
無期転換を行なうメリットについては、「有期社員のモチベーション向上」を挙げる企業が50%と最多。次いで40%の企業が「定着率の上昇」をメリットと回答。一方、デメリットについては「不況時や閑散時の雇用調整が難しくなる」「人件費他のコストが増える」ことを挙げる企業が多くなりました。
無期転換ルールに関する賛否や懸念点は、フリーコメントでも多くのご意見を頂戴しております。ぜひご参考ください。