人事担当者が考えるべき、旬のテーマを調査!
今回は、「出戻り社員(再雇用)」について伺いました。
一度退職した社員を、出戻りで「再雇用したことがある」と答えた企業は、回答全体の72%。その理由は、「即戦力を求めていた」、「人となりが既にわかっているため安心」という回答が多くを占めました。再雇用後、「退職前と同職種への配属」が85%という結果からも、自社と職種への理解がある即戦力として迎えられていることがわかります。
採用難の中、採用コストが少なく済み、研修が不要であることを挙げる企業もあり、効率的な採用にも繋がっているようです。また、一度他社を経験したことで「向上したスキルを持ち帰ってきた」ことや「自社の良さを再認識して恩義を感じている」というコメントもあり、既存社員へも良い刺激になっていることが伺えました。
一方、課題として、「ポジション・給与面の処遇」に悩むという回答も。過去在籍時の実績やノウハウは確かなものであっても、既存社員とのバランスに考慮しないと、不平不満が出やすく、慎重にならざるを得ない企業も多いようです。
出戻り社員についての意見を伺ったところ、肯定派・慎重派・否定派と賛否が分かれる結果となりました。それぞれの理由もお聞きしていますので、是非参考にしてください。