今回は、人材不足の状況について伺いました。
現在、社内で人材が不足している部門があるか伺ったところ「ある」と回答したのは全体の82%。コロナ前(2019年)の同調査では「ある」と回答した企業は89%。7ポイント減少していました。
従業員数別に見てみると、「100名以上」の中堅~大手企業で人材不足が「ある」と回答したのは9割強。一方、「100名以下」の小規模企業で人材不足が「ある」と回答したのは7割~8割に留まり、全体の人材不足の比率を減少させていることがわかります。
大手企業がコロナの影響から脱し、採用意欲を回復させている一方、いまだ中小企業ではコロナの余波を受け、採用意欲の回復が遅れていることが見て取れます。
業界別では、「サービス関連」「その他」「メーカー」の順で、人材不足を感じる企業の割合が多い結果になりました。職種については「営業職(新規開拓・代理店・ルートセールス他)」が28%と最多。また、「経験者・一般クラス」、「30代」人材の不足感が強くなっています。
最後に、人材不足に関する悩みをフリーコメントで伺ったところ、「新規人材の採用難」「人材の定着」を挙げる企業が散見されました。詳細なコメントもぜひご参考ください。