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1面接を受ける前の「面接辞退」が起きる理由
面接前の辞退理由について
一番多くの回答を集めたのは、「応募後に再考し、希望と異なると判断した」41%。求人件数が増えていることを背景に、まずは興味のある会社に応募。書類選考通過後、面接の案内をもらったタイミングで、もう一度企業を吟味する行動が見て取れます。続いて、「希望に反したスカウトメール」、「ネット上でよくない評判や噂を聞いた」という回答。2012年と比較して上位3位の理由は変わらない結果になっています。
「面接辞退」の対策は、“志望度”を早期に高める工夫を!
現在、転職者は数多くの企業に応募ができる状況。そのため、応募段階では1社1社詳細に求人情報を読み込んでいない可能性があります。「書類選考を通過した時点で、その企業が本当に自分の希望に合うのか確認する」というコメントもあり、たとえ書類選考が通過したとしても、まだ興味がある程度の志望度しか形成されていないようです。

そのため、志望度を早期段階で上げることが、辞退を防ぐための第一歩となります。求人情報で充分な情報を開示するなど、「この会社に入りたい」という思いを高める工夫が必要です。また、複数社に応募している彼らには、連絡を可能な限りスピーディーに行うことも好印象。面接の日程調整に時間がかかりそうであれば、「いつまでに連絡するか」など、きめ細かい工夫が喜ばれます。
2面接を受けた後に「選考辞退」が起きる理由
面接後の辞退理由について
面接を受けた後の「選考辞退」の理由は、面接官に聞いた「仕事」・「条件」の説明が原因になるケースが多くなっています。1位「仕事内容が希望と違った」44%、2位「勤務地・給与などの条件」40%、3位「求人情報との齟齬」36%と、2年前の調査と順位は変わらない結果となりました。4位の「面接官の行動や態度が悪かった」に関しては、フリーコメントでも多くの声が寄せられており、志望度だけでなく、企業イメージまで大きく下げることがわかります。
「選考辞退」の対策は、情報と面接官との“齟齬のなさ”
「面接で詳しく話を聞いたら、想像していた内容と違った」という「選考辞退」の背景には、情報量が不足している、もしくは誤解される求人情報を開示している可能性があります。自社の実状を踏まえた仕事情報や待遇を、求人情報掲載時に開示すること、そして面接官の説明と齟齬がないことを必ず確認しておきましょう。応募者にとって面接官は企業の顔。口調や言動、行動一つで「この人がいる会社では働きたくない」と即座に辞退を決める人が多いため、注意が必要です。

また、「一次面接から、二次面接の面接官にまったく引継ぎがなく、同じ話をさせられた」、「応接フロアで面接を待つ間、他の社員が機密情報を話しながら通り過ぎた」など、会社の風土から辞退を決めたというコメントもありました。面接官だけでなく、会社の中も見られていることを意識して、対策を考えましょう。
3内定取得後に「内定辞退」が起きる理由
内定後の辞退理由について
「内定辞退」の理由で、最も多かったのは「勤務地・給与など条件の折り合いがつかなかった」45%。2012年と比較して4ポイント上昇しています。売り手市場を背景に、「条件面で妥協しない」、「複数内定を得た中から、条件の良い会社を選んでいる」転職者がいっそう増えていることが見て取れます。また、2位にランクアップしたのは「社風が自分には合わないと判断した」32%。いざ内定を得たものの、面接時に感じた「オフィスの雰囲気の悪さ」、「社員が疲れている様子」など、社風に自分が合わないと判断して辞退したという声も散見されました。
「内定辞退」の対策は“条件面・他社選考状況の早い確認”
「条件面」は、入社を決定するための重要な意思決定要素となります。特に内定を出した優秀な人材ほど、他社に応募している可能性は高く、最後に「条件面」で比較されて内定辞退に繋がる可能性があります。そのため、面接時には、他社の選考状況や、どのような「条件」を重視するのか、早めに確認しておきましょう。事前に辞退のリスクを予測できれば、対策を早めに講じることもできるでしょう。

また、コメントからは「他社の選考が早く進んだからそちらに決めた」という辞退理由も。他社の選考状況が早いのであれば、選考プロセスを短縮したり、面接の日程調整を優先順位高く対応することで、「自分のためにここまでしてくれるのか」と好印象を与えることに繋がります。そして最後は、人事担当者や最終面接者の「あなたと一緒に働きたい」という熱意。そこで、どれだけ応募者の心を掴めるかにかかっています。お互いに相思相愛になることを目指して、採用成功を目指していきましょう。