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「アイデア」「提案」が求められるシーンで役立つ!必読本⑪~⑮
「アイデアのつくり方」
出版社阪急コミュニケーションズ
著者ジェームス W.ヤング
解説竹内 均
翻訳今井 茂雄
内容70年以上に渡って売れ続けている知的発想法のロングセラー。企画者や広告制作者の間では名著として知られているが、あらゆるビジネスシーン、職種において「アイデア」の価値が見直されている今、再評価されている。1時間もあれば読める手軽さも好評。
採用活動の現場にこそ、アイデアを。
キャリアパートナー山下 真実
例えば、採用する人物像を決めるとき。採用したい人物を口説くとき。採用活動においてより優れた意思決定をする際、この本で語られている「アイデア」は鍵になると思いました。

この本には、「アイデアのつくり方」として具体的に記されており、筆者によると「原料集め」と「発酵方法」の2点がポイントらしいのです。

私なりに採用場面に置き換えると、原料となるのは、事業の動き、経営者の考え、社員の方の声、候補者への口説きの成功失敗の情報です。これがストックされ、採用現場と経営者に共有されていることが「原料集め」の段階。そして「発酵」の段階として、考察が行われて随時更新されていることです。この2つの段階をもって、アイデアが醸成されてきます。

私はエージェントとして求職者の方に直接接する立場ですが、そんな私からご依頼としてはぜひ、この「アイデア」に触れる機会をくださいということです。いい結果に結び付けられる企業様はこの点がアシストになったことが多いなと自身感じています。求職者へ伝える本気度も変わってくると思うのです。
「広告コピーってこう書くんだ!読本」
出版社宣伝会議
著者谷山 雅計
内容新潮社・東京ガス・キリンビバレッジ・日産などの広告コピーを担当したコピーライターが贈る、いいアイデアやコピーを生み出すためのトレーニング法。「広告コピー」に馴染みがない人でも、読みやすく、とてもわかりやすい。
求人広告の文言を考える上でも役立つ一冊!
コピーライター磯田 優里亜
私が推薦するのは『広告コピーってこう書くんだ!読本』です。著者の谷山雅計さんは博報堂出身のコピーライター。東京ガス「ガス・パッ・チョ!」や、資生堂・TSUBAKI「日本の女性は、美しい。」など、皆さまにとっても馴染み深いキャッチコピーを生み出されています。

本書はそんな有名広告クリエイターの“頭の中”をのぞける一冊。どんなに斬新な広告も7割の論理で誕生している――そう語る谷山さんの思考プロセスから、感性・センスに左右されない企画力の身に付け方が学べます。

100本の企画から1本のホームランを打つ方法ではなく、99本のヒットを打つ体質を身に付けるために参考に。言葉を仕事にしている方だけでなく、アイデアを求められる様々なビジネスパーソンの方々にご一読いただきたいです。
「伝え方が9割」
出版社ダイヤモンド社
著者佐々木 圭一
内容著者である佐々木氏は、日本人初、米国の広告賞One Show Designでゴールド賞を獲得するなど、国内外55のアワードに入選入賞経歴を持つコピーライター/作詞家。心を動かし、人を動かすために大切な考え方から実践法まで詳細に解説。
「伝え方」を変えるだけで、上手くいく!
営業企画土井 寿子
有効求人倍率が1.09倍を超える採用難の昨今、人事の皆様の採用業務は大変です。求人のオーダーや掲載を各社人材会社に依頼するだけでは、採用にはつながらない。いかに自社の魅力を求職者に「伝える」かが重要です。

そんな中、実務に直接役に立つ一冊です。スカウト文面や面接など、メール・口頭でも「伝える」力を上げると成果が変わります。

「強いコトバをつくる技術」など、すぐに実践できる内容が!また採用だけでなく社員の皆様からの様々な声が届くのも人事。人と人の間に立って調整に走る日々も多いかと思います。そんな中でも「ノーをイエスに変える技術」難しいことではなく、少し気を付けるだけで、相手に気持ちよく動いて頂き、共に良いお仕事ができるように思いました。

具体的に明日から業務に使える内容が非常にわかりやすく盛りだくさんで、お薦めです!
「自分の小さな「箱」から脱出する方法」
出版社大和書房
著者アービンジャー インスティチュート、金森 重樹、冨永 星
内容全米ビジネス書ベストセラーとして知られる本書。ビジネスシーンだけではなく、プライベートでも「どうすれば人間関係を深められるのか」「そこから望む結果はどうすれば得られるのか」そんな環境づくりをするための方法を学ぶことができる一冊となっている。
スキルや知識よりも、“人”として接することの大切さ
ユーザーサポート柳沼 愛子
目的を達成するために仕事があり、多くの人と関わりながら業務を進めるわけですが、スムーズに進めるため、物事を通すため、目標を達成するためにスキルや知識を習得することを先に考えがちでした。

ですが、この本を読んで、それよりもまず “一人の人”として相手を尊重し、自分を大切にして向き合っていくことの重要さを学びました。それがまずできなければ、スキル・知識は活かせないのだと思います。仕事でもプライベートでも悩みの大半は、人間関係です。プライベートも含め、自分が箱にいないかをチェックする意識を持つことから始めたいと思います。
「コンセプトのつくりかた」
出版社ダイヤモンド社
著者玉樹 真一郎
内容著者である玉樹真一郎氏は、任天堂『Wii』における初期のコンセプトワークから開発まで横断的に携わった人物。そんな玉置氏の発想術に迫った内容。企画やものづくり、制度づくりなどあらゆる分野で「何かを始めよう」とする人に役立つ一冊である。
『Wii』のコンセプトはどう生まれた?多くのシーンで通用する発想法!
編集・運用リーダー岩田 翔平
企画や制度を考える時など、必ずといっていいほど「コンセプト」という言葉が出てきますが、その「つくりかた」について書かれた本はあまりなかったように思います。その点、本書は『Wii』の企画・開発工程を疑似体験しながらコンセプトの具体的な方法論を学べる、とてもわかりやすい本です。

印象的だったのは、コンセプトにおける「良さ」には「既知の良さ」と「未知の良さ」の2つがあるという話。みんなが良いと直感的に思うものは、「既知の良さ」で、その良さで競合と勝負するのは、簡単ではない。一方、「未知の良さ」は直感的に良さを理解することが難しく、言葉にできないというもの。ただ、サービス化にたどり着いた時は、誰にも真似できないコンセプトになるといった内容でした。

この「既知の良さ」と「未知の良さ」を正しく理解することは、イノベーティブな取り組みには欠かせない視点。いかに優秀な人材を採用するか、育てるか、モチベーションを高めるか。人事全般業務においても参考になるはずです。
「人事業務」に活かせる本はもちろん、ビジネスを考えていく上でもチェックしておきたい本があったのではないでしょうか。また、本をきっかけに、経営層やその他部門責任者とコミュニケーションを図る上で、役に立つこともあるかもしれません。9月、10月は暑さも和らぎ、読書にぴったりの季節。ぜひ、今回の特集を参考にしていただければと思います。
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