中途採用を成功させるポイントとフロー、職種別資料。
「求人を掲載する時期によって、応募効果は変わるの?」「変わるとしたら、もっとも効果が高い時期は?」と、人事・採用担当者からご質問を頂くことが多いのですが、結論はタイトルにあるように「中途採用に最適な時期は、1社1社で異なる」です。
毎年、求職者の動きは多少の違いはありますが、長い期間で見ると一定の傾向であることが分かります。たとえば、夏冬のボーナス支給時期の後は「求職者が動き、転職市場に増える」時期です。ならば、求職者が増える時期に求人を掲載すれば、応募は集まりやすくなる…とも言い難いのが事実です。
何故なら、増えた求職者の中から人材を採用したいのは他社も一緒。中途採用に参戦する企業も増えて、条件の良い大手企業と採用競合になってしまうという事態も。つまり、採用の強い企業がさらに求職者の注目を集める時期と言っても良いでしょう。
一方、「企業の求人掲載が少ない」時期であれば、求職者も少ないですが選択肢が少ないため、大手等に比較して条件が見劣りしてしまう企業でも、働きがいや一緒に働く人の魅力等で、採用競合と勝負できる確率が上がります。
前述の通り、転職市場が活発な時期は求職者が増えますが、彼らを狙って求人を掲載する企業も増えていきます。応募を集めるチャンスではありますが、自社の求人が埋もれてしまう可能性も。メリット・デメリットをご確認ください。
冬のボーナス取得後に転職活動を始め、4月という区切りの良いタイミングで新たな職場に入社できるよう動く求職者が多く出現します。
夏のボーナスを取得後に転職活動を始め、10月の秋入社(下半期のスタート)や夏休み後の9月入社を目指す求職者が多くなります。
上半期が終わる9月は、仕事やプロジェクトの納期などで仕事がひと段落する時期。気持ちも新たに、新天地で働くことも含めて情報収集や、企業とのカジュアル面談などから始める求職者が増える時期です。
転職市場が落ち着く時期は、採用活動を行なう企業が減少。また、大手企業が新卒採用に力を入れるタイミングにも重なる場合は、中小企業にとってはチャンスです。求人を見てもらえる可能性の増大はもちろん、なかなか出現しないハイスペックな人材と出会えるチャンスが高まります。
転職市場が落ち着くのは、ゴールデンウィーク、夏季休暇、年末年始休暇といった長期休暇の期間のある5月・8月12月です。求職者の動きが鈍化し、新規の求職者数は減少する一方で、普段は忙しくて転職活動ができない優秀な人材が、休暇を使って転職先を探すケースも多数。
中小企業にとっては、大手やライバル企業が少ない時期。また、大手と比較して、社内の人事・採用担当者、社長や役員などに協力を仰ぎやすく、採用選考の調整がしやすい時期でもあり、良い人材が採用しやすい時期だという声も聞かれます。