人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
自社の給与形態の変更を検討しています。
月給制ではなく、年俸制の導入を考えていますが、
従業員のメリット・デメリットを教えてください。
年俸制とは、給与の金額を1年単位で決定する給与形態のことです。
年俸として提示された金額を12分割して1/12を月々支給するケースや、
年俸として提示された金額を14分割して1/14を月々支払い、
残りの2ヶ月分を賞与として支給するケースなどが一般的です。
年俸制と月給制の大きな違いは、1年間に支払う賃金が確定していること。
月給制の場合、賞与の金額は会社の業績や個人の成績によって
変動しますが、年俸制の場合は変動することはありません。
従業員にとっての年俸制のメリットは、長期の計画が立てやすいことです。
1年間で最低どれだけ自分の手元に賃金が入るかが事前にわかるため、
ローンの計画などが立てやすいといえます。また、仮に期待されている
成果を残すことができなくても、1年間に支払われる給与は確定しています。
一方、年俸制による従業員へのデメリットは、
1年間で支払われる金額が確定しているということ。
つまり、仮にシンボリックな実績を残したとしても賞与に反映されません。
業績による評価がモチベーションになりづらいといえます。
仮に成果を残すことができなかった場合、翌年の年俸が減少する
可能性も高くなります。
上記メリット、デメリットは、導入の際に従業員に伝えておくべき
事項でしょう。ぜひご参考ください。
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