人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
遠方から面接にくる応募者に対して、交通費は支払うものでしょうか?(1次面接の時から)また、相場はありますか?
面接は、応募者と企業の情報交換の場であるという考え方があります。このような考え方に立ち、相手方の距離に関わらず交通費は実費支給するという企業があります。
事務局で各社に伺っている範囲で最も多いのは、1次選考は自己負担、2次選考以降は会社から支給するというケースです。ただし、この場合は企業の立地条件として、公共交通機関の便が良いことが条件となります。
立地条件が特殊な場合や、会社都合で遠方の人材を呼ぶ場合は、1次から交通費を出されることが多いようです。その場合は飛行機代や新幹線代を含めた「実費(往復)」を支給していらっしゃいます。また、募集職種がいわゆる「売り手市場」となっているような場合も、最初から面接交通費の往復代を実費支給されています。
会社規定などでどうしても支給できない場合、遠方の応募者であれば、できるだけ書類選考を厳密に行うなどして、ムダ足のないような配慮を行われることをお薦めいたします。
応募者は選考プロセスを通じて、貴社のものの考え方やスタンスも見ています。たとえ交通費が払えないとしても、それに代わる心配りの積み重ねが貴社の採用力アップにつながると思います。