人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
面接をする際、緊張をほどくために雑談から始めています。
その際、「出身はどちらですか?」と、フランクに質問したのですが、同席した上司からその話題は聞いてはいけないと言われてしまいました。そんなに良くない質問なのでしょうか?
面接のアイスブレイクのつもりで出身地や住居地域について
聞いてしまうことは、応募者の能力と適正に基づかない採用選考として、
基本的人権を侵害する行為とされる可能性があります。
他にも、面接で何気なく聞いてしまうことの中には、
基本的人権の侵害や就職差別につながる事項があります。
ご注意ください。
(1)本籍地
・あなたの本籍地はどこですか。
・あなたのお父さんやお母さんの出身地はどこですか。
・生まれてから、ずっと現住所に住んでいるのですか
(2)家族の職業
・お父さんはどちらの会社に勤めていますか。役職は何ですか。
・家業は何ですか。
(3)家族の収入、資産、住居状況
・ご両親は共働きですか。
・学費は誰が出しましたか。
・家庭はどんな雰囲気ですか。
・住んでいる家は一戸建てですか。
(4)思想・宗教、支持政党、尊敬する人物
・信条としている言葉は何ですか。
・尊敬する人物を教えてください。
・支持政党はどこですか。
・何教を信仰していますか。
・あなたは、どんな本を愛読していますか。
(5)自宅付近の略図、経路など
・○○市・区のどのあたりですか。
・お住まいの地域は、どんな環境ですか。
・国道○○号線(○○駅)のどちら側ですか。
(6)男女雇用機会均等法に抵触する質問
・結婚、出産したとしても働き続けますか。
・結婚の予定はありますか。