人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
マイナンバー対応をすることで、社員の副業が把握できてしまうと聞いたのですが、
本当でしょうか?
今回のマイナンバー制度。
導入の大きな目的は、個人の正確な所得把握と言われています。
そのため、制度導入によって、副業を行なっていることが
会社にばれてしまう?!という記事が話題になりました。
では本当のところはどうなのか。
結論から言えば、マイナンバー制度が導入されただけでは
副業はバレません。
しかし、マイナンバー制度が施行されると、
源泉徴収票の様式が大きく変わり、給与支給者のマイナンバー、
給与受給者のマイナンバー、控除対象配偶者や扶養控除対象者の
マイナンバー等が源泉徴収票に記載されることとなります。
もし副業を行なっていた場合、複数の源泉徴収票(市区町村であれば
給与支払報告書)の照合が容易になり、いままで以上に副業がバレる
可能性は高くなるといえます。ご参考ください。
ちなみに、「給与所得および退職所得以外の所得が
20万円を超えていた場合、確定申告しないといけない」ルールは
マイナンバー施行前から存在します。
税制の基本ルールは必ず守ることが重要です。