人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
弊社では女性の活躍を支援、推進するために制度面の制定などを
検討しております。特に優秀な社員は産休・育休後に復帰して欲しいのですが、
なかなか上手くいきません。妊娠・出産前後で退職を決める女性の気持ちが
わかれば、有効な対策を打てるのではないかと思います。お教えください。
厚生労働省の「仕事と家庭の両立支援対策」資料の中から、
働く女性を対象に聞いた「妊娠・出産前後の退職理由」で、
もっとも多かった退職理由は、
「家事・育児に専念するため自発的にやめた」39.0%
次点で回答が多かったのは
「仕事を続けたかったが、仕事と育児の両立の難しさでやめた」26.1%
仕事と家庭の両立の大変さが見て取れる結果となっています。
ちなみに「仕事と育児の両立が難しかった」具体的な理由は
(1)「勤務時間が合いそうもなかった」65.4%
(2)「職場に両立を支援する雰囲気がなかった」49.5%
(3)「自分の体力がもたなそうだった」45.7%
(4)「育児休業を取れそうもなかった」25.0%
となっています。
第一子出産後の女性の継続就業率は38%(2010年)。
2020年には55%まで引き上げる目標を政府は打ち出しています。
その中で企業は、女性が働き続けるための
より良い環境の構築が求められていきます。
ぜひ、ご参考ください。
【出典】厚生労働省「仕事と家庭の両立支援対策」資料内
三菱UFJリサーチ&コンサルティング「両立支援に係る諸問題に関する総合的調査研究」(平成20年)