業務の「困った」をスッキリ解決! 人事労務Q & A
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人事労務に関するご質問に、エン事務局がお答えします。

Q

家庭の事情はウソ?「本音の退職理由」とは?

離職率低減を検討する上で、これまでの退職者の退職理由を調査しております。
多くの場合、「家庭の都合」を挙げているのですが、ここまで多いと本音か
不安になります。他社さんはどうなのでしょうか?

A

これまで人事のミカタにおいて、転職者に調査した結果によれば、
退職理由には、「本音」と「建前」があるようです。

会社(人事)に伝えた退職理由はホンネと異なるものでしたか?
という質問に対して、「はい」45%、「いいえ」55%。

では、実際に会社(人事)に伝えた退職理由は、
以下のものでした。

家庭の事情:31.9%
仕事内容:24.7%
体調の問題:11.3%
社風や風土:5.8%
給与:4.6%
人間関係:4.5%
待遇:4.2%
評価:2.3%
その他:10.7%

アンケート結果で、最も多かった回答は「家庭の事情」です。
ひとことで家庭の事情といってもさまざま。配偶者や両親、
子供の問題など、上司や人事が踏み込みにくい領域といっても
過言ではありません。
退職意志を翻してもらうための説得が最も難しい部分を
あえて退職理由として伝えている可能性があります。


では、同じ調査対象に、「本当の退職理由は?」と質問した
結果をご覧ください。

人間関係:25.8%
社風や風土:18.4%
仕事内容:16.3%
給与:12.3%
待遇:9.8%
評価:4.1%
家庭の事情:2.7%
体調の問題:2.5%
その他:8.1%

本音の退職理由では「人間関係」がトップに躍り出ました。
社風や風土も人間関係との相関が深いという見方をすれば、
実に44.2%もの回答が仕事内容や給与・待遇といった
直接的な労働条件とは異なる理由で占められていることがわかります。

「家庭の事情」はなんと8位に転落。いかに建前的に
退職理由が使われているかがうかがえる結果です。

退職意向を伝えてきた社員に対しては、
上記を参考に面談などを行ない、きちんと会話をすることが
重要になります。

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