「不当解雇」と訴えられた！どう対応する？

近頃、中小企業の労働事件では労働者と企業の紛争が増加しています。
そのひとつに不当解雇に関する争いがあります。

ご質問のケースでは、どのような経緯があって
元社員を解雇されたのか不明なのですが、
段階を踏まずにいきなり解雇宣告すれば、
解雇された本人も納得がいかず、不当解雇で訴えられる可能性も
高くなります。

労働者側から訴えられた場合、
裁判手続は、労働審判と通常の訴訟のいずれかが利用されることが一般的です。
弁護士などと相談の上、訴訟への対応をしていきましょう。

※労働審判は、労働者個人と事業主の争いについて
　原則として3回以内の期日における解決を目的にした制度です
※労働審判ではなく初めから訴訟が提起された場合、
　あるいは労働審判から訴訟に移行した場合には、
　事業主としても訴訟に対応していく必要があります。
　訴訟の場合には当事者双方が主張と証拠を提出し、
　裁判所による終局的な判断を仰ぐことになります。

ぜひ参考にしてください。