人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
匂いに敏感な社員から、ある社員について相談されました。
隣の席の同僚の体臭や煙草臭が耐えられないとのこと。
なかなか本人には言い辛いのですが、「スメルハラスメント」という言葉もあります。
どう対応したらよいでしょうか?
近年増えていると言われている、社内の臭いトラブル。
過敏すぎでは?とのご意見もあるかもしれませんが、
体臭、口臭、煙草臭、香水・柔軟剤の強い芳香、
職場での制汗スプレーの臭いなど、強い嫌悪感を
持つ方がいるのも事実です。
臭いの元の本人は無自覚であっても、嫌だと思う人がいれば
それはハラスメント。以下をご参考に、企業としての対応を
検討してください。
有効な対応としては、
(1)会社全体に気づきを促す
衛生委員会や人事から社内報での注意喚起や、
社外のエチケット講座などを活用するなど、社内文化として
臭いに関するエチケットの意識を向上させる。
(2)就労規約・服装規定に盛り込む
注意しにくい臭いの問題に関して、全社員が守るべき規則に落とし込むのも
一つの方法です。服務規律の中の遵守事項の中で、身だしなみの項目や、
香水の付け方、昼食後の歯磨き、汗のケア、煙草のケアなど、匂いに関して、
具体的に明記することも可能。これで注意がしやすくなります。
(3)空調機器を充実させる
サーキュレーターや空気洗浄器を設置しましょう。空気洗浄器には
脱臭機能があるものもあり、根本の解決にはならなくても、臭いに
関して緩和できる可能性があります。
ぜひご参考ください。