効率的に中途採用活動をするために、グループ全体で合同募集を行いたいと考えていますが、問題ないでしょうか？

グループで合同募集をする場合でも、募集会社ごとの募集内容を明示し、求職者が直接希望する会社に応募・採用されることが必要です。
　　
応募窓口を一本化し、合格した人材をそれぞれの会社に振り分けるという方法をとると、労働者供給事業の禁止（職業安定法第44条）に抵触する可能性があります。

また、親会社が形式だけの採用を行って、その後出向させるというような形態も同じです。万が一、入社後にグループ内での人事交流などによって、出向がある場合には、応募者に事前に説明しておく必要があるとともに、就業規則にも出向の規定が必要です。