人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
ストレスチェック導入にあたり、企業として気をつけておくべきポイントや禁止事項を教えてください。
ストレスチェック制度は、労働者の個人情報が適切に保護され、
不正な目的で利用されないようにすることで、労働者も安心して
受け、適切な対応や改善につなげられる仕組みです。
このことを念頭において、情報の取扱いに留意するとともに、
不利益な取扱いを防止しましょう。気をつけておきたい
ポイントは下記3点です。
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○事業者がストレスチェック制度に関する労働者の秘密を
不正に入手するようなことがあってはなりません。
○ストレスチェックや面接指導で個人の情報を取り扱った者
(実施者とその補助をする実施事務従事者)には、法律で
守秘義務が課され、違反した場合は刑罰の対象となります。
○事業者に提供されたストレスチェック結果や面接指導結果
などの個人情報は、適切に管理し、社内で共有する場合にも、
必要最小限の範囲にとどめましょう。
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また、事業者が以下の行為を行うことは禁止されています。
●次のことを理由に労働者に対して不利益な取扱いを行うこと
・医師による面接指導を受けたい旨の申出を行ったこと
・ストレスチェックを受けないこと
・ストレスチェック結果の事業者への提供に同意しないこと
・医師による面接指導の申出を行わないこと
●面接指導の結果を理由として、解雇、雇い止め、退職勧奨、
不当な動機・目的による配置転換・職位の変更を行うこと