人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
昨今、選考辞退が多いのですが、良い対策があれば教えてください。
悩ましい選考辞退。これまで人事のミカタで検討してきた
「辞退対策」をご紹介します。
(1)書類選考結果+面接日程の早い連絡!
多くの求職者が、まず望んでいることは企業からの早い連絡です。
「書類選考通過の連絡」「面接日程の打診」が早いほど、好感度は
向上します。優秀な求職者ほど、複数社で選考が進むことを想定して、
他社に先駆ける気持ちで書類選考と連絡スピードを向上させましょう。
(2)企業の顔として、マナーを守った対応を!
応募後の連絡は、初めての出会いの場。一人事担当者であっても、
企業を代表する人間としてマナーの良い対応を心がけましょう。
「上から目線の電話を受けた」「横柄なメールだった」など、
求職者の気持ちは簡単に不満に傾きます。また、メールの
誤字脱字も「この会社は大丈夫かと不安になる」というコメントも。
注意したいポイントです。
(3)連絡時間は、深夜・休日を避ける!
日々、多忙な人事・採用担当者。応募者へ連絡をしなくてはと、
メール送信が深夜や休日になることもあるかと思います。しかし、
スピードが早かったとしても、これがかえって逆効果になることも。
「労務管理」も司る人事担当者が深夜・休日に働いている
ということは...と、面接を避ける一因になったと回答する
求職者もいました。余裕を持って平日の時間帯の連絡を心がけましょう。
(4)求職者からの質問には、可能な限り答える!
応募後や書類選考通過後に、不安になったり、不明点が出てくる応募者。
しかし、それらの事項を質問でき、企業から回答を得られると面接に
行く意欲が高まります。企業側でも、「質問のやりとりを繰り返した
応募者ほど、辞退しない」というコメントがあり、もし質問が来れば、
可能な限り返答することが辞退削減に繋がります。
(5)面接日程の複数提示(可能な場合は土日対応)
「企業からの一方的な面接日時の指定は、印象が悪い」。
求職者の声にもありますが、特に在職中の応募者であれば、平日の
昼間は仕事で急な対応ができません。中には、「明日来て!」
という企業からの連絡に驚き、辞退した方もいたほどです。
複数日程の提示と、可能であれば土日祝での面接対応を行なうことで、
応募者の選択の幅が広がります。
(6)遠隔地の応募者の場合、面接場所の配慮
特にネット媒体の場合、全国各地から応募が集まります。ここで
求職者が懸念するのが、交通費の問題です。特に離職中の求職者で
あれば数万円の交通費出費は、辞退の大きな引き金になっています。
交通費の負担は難しくても、もし支社・支店があれば一次面接は
最寄りの場所での対応を配慮するのも一つの手です。
ぜひ、ご検討ください。