人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
「求人票の内容と、面接での説明に齟齬がある」と、応募者から選考辞退されてしまいました。求人票の内容が少し古いデータだったこともありますが、このような辞退理由は多いのでしょうか?
人事のミカタにて、約2600人の求職者に対して、
これまでの「面接後の選考辞退理由」について調査したところ、
1位「仕事内容が希望と違った」44%
2位「勤務地・給与などの条件」40%
3位「求人情報との齟齬」36%
という結果となりました。
36%の求職者の方が、面接での説明と「求人情報との齟齬」を
辞退理由に挙げており、とても多いと言っていいでしょう。
フリーコメントでも
●募集要項には「残業代全額支給、有給消化率90%以上」と書いていたが、
面接では「残業として認められた仕事内容じゃないと支給されない、
有給も冠婚葬祭などの避けられない場合のみ使用を許可」など齟齬が
あったため。(20代 / 男性 / 事務関連職)
●求人票記載内容と面接時の説明に違いがあった。
(30代 / 男性 / その他技術関連職)
●産休育休制度の利用実績があることを求人票に記載しているのに、
面接時に質問したら、利用実績がなかったこと。あなたが前例を
作ってくださいと言われたが、騙された気持ちになった。
(20代 / 女性 / 事務関連職)
と裏切られた感覚を持つことで、辞退に至っているようです。
ちなみに、職業安定法では、虚偽の求人広告を出した場合には
6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金(第65条9号)が科されます。
うっかりでは済まない問題に発展する可能性もありますので、
ぜひお気をつけください。