人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
面接において、自らの考えをしっかりと伝えられる力など、コミュニケーション力を見極められる良い質問があったら教えてください。
以下のような質問が、応募者のコミュニケーション力を
見極めるために有効です。ぜひ、ご参考ください。
(1)「簡単に自己紹介をしていただけますか?」
【質問の意図】面接の場では、応募者が自由に話せる時間は
意外と多くありません。まずはじめに簡単な自己紹介をしてもらう
ことによって、一問一答では分からないプレゼン力を見ることが可能となります。
相手の目を見て、感じ良く伝えられているか。初めて聞く人にとって
分かりやすい内容になっているか等を確認しましょう。
(2)「上司や先輩、同僚とのコミュニケーションを円滑にするために、
何が最も大事だと思いますか?」
【質問の意図】人間関係を円滑にする上で何を大事だと捉えるか。
応募者のポリシーや考え方を知るための質問です。その考え方が、
会社の社風と合うかどうかを確認しましょう。特に管理職候補の
応募者であれば、この考え方がマネジメントスタイルにも影響します。
(3)「前職(現職)の上司や先輩は、あなたのどのような点を評価していましたか?」
「また反対に、どのような点に、もの足りなさを感じていたと思いますか?」
【質問の意図】コミュニケーション力が高い人は、他者から見られる自分を
意識しているものです。他者からの評価を具体的、かつ客観的に
捉えられているかを確認しましょう。
(4)「どんなことが好きですか?」
【質問の意図】漠然としていて答えにくい質問を投げかけてみる
ことも、コミュニケーション力の見極めには有効です。
応募者から「前職の仕事の中で好きな業務のことですか?」など、
質問者の意図を確かめたり、再確認して意図を正確にくみ取ろうと
する姿勢も確認できます。
(5)「仕事仲間で苦手な人はどんなタイプですか?」
「また、苦手な人と仕事をする時、あなたはどのように対応しますか?」
【質問の意図】苦手なタイプを聞くことで、コミュニケーションの
傾向を知ることができます。また、私情に関係なく人付き合いが
できそうか、仮に人間関係が上手くいかない時に修復する力が
ありそうかを見極めることができます。
(6)「物事に取り組むとき、一人とチーム、どちらが好きですか?」
【質問の意図】コミュニケーションに対して積極的な(もしくは
苦にならない)タイプなのか、反対に消極的なタイプなのかを
把握することに役立つ質問です。どのように人と付き合っていきたい
かなど、本音が出やすいのも特徴です。
(7)「さきほど●●と回答されましたが、それはなぜですか?」
【質問の意図】質問に対する回答に対して、「なぜ?」と聞くことで、
論理性を確かめられます。「回答」と「理由」に整合性が
あるかをチェックしましょう。